若者に広がる貧困 山梨民医連が藤田氏招き講演会
山梨県民主医療機関連合会は1月28日、甲府市で藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表理事)を招いて講演会を開き、104人が参加しました。
藤田氏は「貧困世代 若者に広がる貧困の現状と対策」とのテーマで講演。「この十数年、非正規雇用の拡大や過酷な長時間労働で使いつぶされるなど、30代以下の若者の生活は急速に苦しくなっている」と指摘し、「(若者の)精神疾患の発症は20年前の6倍で、若者にものすごいストレスをかけている社会。『働けば暮らしていける』『若いうちの苦労は一時的なもの』などの見方は間違いだと知ってもらいたい」と話しました。
その上で「貧困が構造的に広がっているのに、政治の対応策は未成熟だ」と批判。社会保障制度の充実とともに、若者に対しては、労働組合への参加、誰もが使える給付制奨学金制度の導入、低家賃で借りられる住宅政策の必要性などを訴え、「『暮らしにくさ』は変えられます。現状を知ったら、次は行動していきましょう」と呼びかけました。
参加した大学1年生(19)=北杜市=は「自分のまわりを見ても、ブラックバイトを心配する友人が身近にいる。行動を起こすことの大切さを感じた」と話しました。
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