9条生かす日本に 県民のつどい 小沢隆一氏が講演
「12・8県民のつどい」が昨年12月8日、甲府市内で開かれ、小沢隆一さん(東京慈恵医科大学教授)が「日本国憲法公布年 戦争法廃止・9条改憲阻止と私たちの課題」と題して講演しました。県革新懇と県母親大会連絡会が共催し、71人が参加しました。
小沢氏は「戦後、日米安保条約のもとでアメリカの軍事戦略の補完部隊としてつくられた自衛隊が、実際には戦闘行動に参加せず、災害救援で実績を上げるような活動をしてきたのは、平和を求める国民の運動によって自衛隊を憲法9条の側に引っ張ってきたからだ」と指摘。戦争法廃止と立憲主義の回復、憲法改悪を許さないたたかいを進めながら、「戦争法を生み出す原点となっている日米安保体制を克服する流れをつくり、憲法9条を生かす日本になっていくことが必要だ」と述べました。
小沢氏は、違憲訴訟の役割にも触れながら「たたかいの本道は政治。国会で戦争法廃止の多数派をつくるために共同の輪を広く大きくしていこう」と呼びかけました。
障害児学校で働く26歳の女性教員=甲府市=は「一生懸命毎日を生きている子どもたちの命が、戦争になれば真っ先に大事にされなくなる。戦争は絶対に嫌です」と話しました。
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