「子どもの貧困を考える会」 子育て世帯(262世帯)の実態アンケート結果公表
「子どもの貧困を考える会」は11月30日、県庁内で、9月から10月上旬にかけて取り組んだ子育て世帯へのアンケート(262世帯分)の集計結果を公表しました。
アンケートでは、学校にかかる費用は一世帯平均で、毎月の給食費が7420円、教材費が8672円など。実際は、これに部活動費や通学費の負担も加わります。習い事や塾代は月平均20452円に上りました。
「家計で切りつめているもの」(複数回答)は、262世帯中「娯楽・レジャー」54%、「洋服代」49%、「理容・美容院」47%、「食費」43%の順。「どのような支援があればよいか」(同)には「高校3年生までの医療費無料」69%、「返済不要の奨学金」54%、「給食費無料」40%などの回答が上位になりました。
アンケートに寄せられた声としては、「子どもは小学生。これからどんどん食費や学費が上がっていくが、果たしてどこまで出せるか」「わが家の収入は低く、子どもを大学や専門学校へ進学させてあげられるかとても不安」など切実なものばかりでした。
同会の手塚正彦、河野茂両代表委員らは「アンケートを通して子育て世代が重い経済的な負担の中で、大変な思いで生活している姿が見えてきた」「子どもたちが安心して過ごしていくためには自治体の支援が不可欠だ」と強調しました。
同会は同日、後藤斎県知事に子育て支援の施策充実を求める要望書を提出しました。
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