戦争への流れは高校生も「イヤ」
日本軍が米ハワイ真珠湾への奇襲攻撃を行った太平洋戦争開戦から75年になる8日、山梨県母親大会連絡会(戸田延子会長)は、JR甲府駅など県内6駅と北杜市や南アルプス市など3地域で「平和を守る母親全国連鎖行動」に取り組みました。
甲府駅前の宣伝には30人が参加して、当時の「赤紙」(召集令状)を印刷したチラシを駅利用者に次々と手渡しました。
宣伝では「日本の無法な戦争によってアジア諸国の人々2000万人、日本国民310万人の命が奪われ、その犠牲の上に日本国憲法が生まれた」「しかし戦争法によって自衛隊がとうとう紛争地域である南スーダンに送られてしまった。命を奪うことも、奪われることもなかった戦後を守るために、戦争法は廃止させよう」と訴えました。
チラシを受け取った18歳の男子高校生は「『赤紙』は教科書で見たことがある。戦争へ向かう流れは嫌ですよね」と語りました。
早朝の甲府駅でマイクを握った戸田会長は「いま県内各地で憲法を学ぶ活動に取り組んでいるが、自分の言葉で憲法の大切さを語れる人たちを増やしながら、憲法改悪への道を止めたい」と話しました。
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