年金減額はやめよ 年金減額違憲訴訟 甲府地裁で始まる
年金減額改定処分違憲訴訟の第1回口頭弁論が3月26日、甲府地裁(峯俊之裁判長)でありました。
裁判は、2013年12月に国が決定した年金減額処分について、年金受給者らが、憲法25条(生存権)などに違反するとして訴えて不服審査請求や再審査請求が却下されたため、昨年7月に提訴したもの。
50人の県内原告のなかから、原告団長の山田和民(かずひと)氏(77)=北杜市=と、竹田昌宏氏(82)=大月市=、浅川栄子氏(86)=甲府市=が意見陳述し「消費税増税や物価高のなか、年金だけを引き下げるのは納得できない」「生活に余裕がなく、めいの結婚式を仮病を使って欠席した友人もいる。年金は生活の唯一のよりどころ。引き下げが続けば生活は立ちゆかなくなる」と主張しました。
弁論のあと開いた報告集会には支援者ら80人が参加。小笠原忠彦弁護団長が「退職後はだれもが安心して暮らせる制度設計だったはず。そうなっていない実態を社会に示す裁判の意義は大きい」と訴えました。
次回口頭弁論は7月19日に開かれます。
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