山梨県知事選挙の結果について
山梨県知事選挙の結果について
2015年1月26日 日本共産党山梨県委員会
一、1月8日告示、25日投票でたたかわれた山梨県知事選挙は、3人が立候補し、日本共産党の花田仁候補(明るい民主県政をつくる会すいせん)は、4万8693票(得票率17.5%)を獲得し、善戦・健闘しました。投票率が41.5%と過去最低となるなか、現職との一騎打ちとなった前回選挙で、わが党すいせん候補が獲得した得票を601票下回ったものの、得票率は前回を上回り2000年代の4回の知事選で最高を記録しました。また、昨年12月の総選挙比例票を5485票上回る結果となりました。
厳しい寒さのなか、選挙で奮闘されたすべての支持者、後援会員、党員のみなさん、ご支持を寄せていただいた県民のみなさんに心からのお礼を申し上げます。
選挙の結果、自民・民主・公明・維新があいのりした後藤斎候補が当選しましたが、得票は、有権者全体の31%にとどまりました。
同日投票で新人4人のたたかいとなった甲府市長選挙は、わが党の長坂まさはる候補が、5336票(8.17%)を獲得、中央市議選では現職の木下ゆうき候補が681票(13位)で二期目の当選をかちとり、上野原市議選では川田よしひろ候補が1155票(2位)で初当選し、議席空白を克服しました。ご支援に感謝申し上げます。
一、今度の選挙でわが党は、「安倍政権の暴走ストップ」「くらし優先の県政への転換を」という2つの争点と「自民・公明・民主のあいのり候補か、県民の立場でスジを通す日本共産党の候補か」の選択を訴えてたたかいました。選挙戦のなかで「安倍さんの暴走を止めてほしい。共産党がんばれ」の声、くらしを守ってほしいという切実な声がよせられました。
とくに、昨年11月から県民の反対の声を押し切って、県が重度障害者医療費の窓口無料制度を廃止したことについて、「国いいなり、大型開発優先で県民に冷たい県政の象徴であり、障害者に対するこのような差別はゆるされない。窓口無料をただちに復活されるべきだ」というわが党の主張に強い共感の声が上がりました。
当選した後藤候補は、リニア駅周辺に商業施設の建設やリニア駅と県内各地を30分で結ぶ構想を打ち出す一方、「県人口100万人」や「子育ての負担軽減」というものの何ら具体的政策は示せず、重度医療の窓口無料は復活すると言わないなど、横内県政を引き継ぎ、これまで以上の大型開発・箱物優先で県民に冷たい県政となる危険性が示されました。
一、選挙の結果、山梨県政をめぐって、国いいなり、大型開発優先で県民に冷たい県政を推進する「オール与党」と「日本共産党」の対決がますます鮮明になりました。
わが党は、選挙での公約実現のため、県政転換のために引き続き奮闘します。幅広い県民のみなさんと要求実現に力をあわせるとともに、2カ月後に迫った4月の県議選では、現職のこごし智子県議の再選を必ずかちとるとともに議席増をめざして奮闘します。また、甲府市での3議席から4議席への前進をはじめ、市町村議選での候補者全員当選をめざして全力をつくすものです。
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