富士撃つな 米軍訓練中止求め集会
11月2日から自衛隊北富士演習場(富士吉田市など)で実施予定の沖縄米海兵隊・実弾砲撃移転訓練に反対し、中止を求める県民集会が30日、JR甲府駅南口で開かれました。
北富士演習場全面返還・平和利用県民共闘会議(北富士共闘)が開いたもの。昼休みを利用して参加した市民など75人が集まり、「世界遺産・平和の象徴、富士を撃つな」と声をあげました。
「北富士共闘」代表団体・自由法曹団県支部の長倉智弘弁護士が主催者あいさつし、新婦人県本部、山梨民医連、日本共産党県委員会などの代表がリレートーク。
日本共産党富士吉田市委員会の秋山晃一委員長は「訓練は、砲撃で山肌を削り砲弾の鉄くずを残すこと。“市民の誇りである世界遺産での訓練はやめよ”の世論をさらに広げたい」と話しました。
採択した「演習の中止を求める集会アピール」を集会後、参加者代表が横内正明知事あて県庁に届け、政府と米軍に知事が中止を求めるよう要請。
「移転訓練の本土初回(1997年)も、オスプレイの離着陸訓練実施(今年8月)も北富士演習場だ。『演習場の全面返還・平和利用』を県是と掲げる山梨県の名誉にかけても、抗議し中止を求めるべきだ」と主張しました。
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