リニア新幹線認可するな 党山梨県委が国交省に申し入れ
日本共産党山梨県委員会は2日、太田昭宏国土交通相あてに申し入れを行い、リニア中央新幹線の建設を認可しないよう求めました。
要請は、花田仁県委員長、小越智子県議、内藤司朗甲府市議、木下友貴中央市議らが行い、田村智子参院議員のほか、志位和夫衆院議員、小池晃、辰巳孝太郎両参院議員の各秘書が同席しました。
花田氏らは「リニア実験線が走っている山梨県では、走行による騒音や振動、トンネル湧水、水枯れなどの環境破壊がすでに生じている」と述べ、「営業線の建設、運行になれば、いっそうの生活環境破壊や、ユネスコエコパークに登録された南アルプスの生態系への重大な影響は確実だ」と指摘。国交相に提出された「環境影響調査に対する環境大臣意見」でも「工事及び供用時に相当な環境負荷が生じることは否めない」「本事業の実施に伴う環境破壊は枚挙にいとまがない」としていることをあげ、「リニアに問題が多いことは実験線がすでに示している。建設を認可すべきではない」と主張しました。
応対した国交省鉄道局施設課(環境対策室)の担当者は「国交省として実験線沿線(の騒音など)は見ていない」とし、長大トンネル掘削の南アルプスへの影響や環境被害などについては「掘ってみないとわからないことが多い」と答えました。
要請後、小越県議は「すべての対応がJR東海の代弁者のようだ。実験線で起きていることさえ解決できずに計画認可へと突き進むことは許されない」と話しました。
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