「学校別」発言撤回を 学力テスト成績公表で知事に 新婦人県本部
横内正明知事が全国学力テストについて、学校別の成績公表が望ましいとの考えを示したことに対し、新日本婦人の会山梨県本部は29日、「学校現場や子どもたちに不安や混乱をもたらす」として、知事に発言撤回を申し入れました。
同知事が文部科学省の全国調査に答えたもので、23日の会見でも知事は「市町村教育委員会が(学校別に)公表するべきだ。市町村の平均についても都道府県教委が公表できるようにすべきだ」と述べ、「競争が激化するというマイナスもあるが、学力向上というプラスも当然ある」としました。
申し入れで県本部の石原靖子会長らは、地元紙のアンケートで県内27市町村の教育長のうち、市町村別結果の公表に賛成はゼロだったと指摘。「(公表で)学校や地域が序列化され、子どもたちや教師への負担は計りしれない」「知事発言は、保護者の間でも話題となっており、不安の声が広がっている」と述べ、発言の撤回を求めました。
知事政策局の担当者が応対し「要請内容は知事に伝えます」と答えました。日本共産党の小越智子県議が同席しました。
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