参議院選挙の山梨県内の結果について
2013年7月23日 日本共産党山梨県委員会
一、今回の参議院選挙で、日本共産党は、比例代表選挙での「5議席絶対確保」の目標を達成し、3つの選挙区で勝利して、改選前の3議席から8議席へと大躍進しました。参議院で非改選と合わせて11議席となり、議案提案権を得ることができました。これは、今後の国会活動にとって大きな意義をもつものです。
山梨県では、比例代表で33284票、得票率8・76%を獲得しました。前回比で得票は1・47倍(10735票増)、得票率は1・68倍となりました。選挙区では、えんどう昭子候補が奮闘し、36082票、得票率9・4%を獲得し、1998年参院選以降では、得票数、得票率とも最も高いものとなりました。
日本共産党をご支持いただいた県民のみなさん、わが党の前進のために昼夜わかたずご協力くださった支持者、後援会員のみなさん、猛暑のなかをご奮闘いただいた党員のみなさんに心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
二、今回の参議院選挙では、「自共対決、抜本的提案を示す党」を押しだしてたたかったことが、今日の政党配置のもとで、日本共産党の値打ちを浮き彫りにし、新たな共感と期待を攻勢的に広げる力となりました。
また、日本共産党と、えんどう昭子候補は、日本政治の4つの転換―(1)国民の所得を増やして、景気回復をはかる(2)原発ゼロの日本(3)憲法を守り生かす(4)アメリカ言いなりから自主独立、平和の日本―を訴え抜きました。また、二大政党づくりが破たんし、「第三極」も自民党の補完勢力でしかないことが明らかになるなかで、「日本共産党の躍進で安倍内閣の民意無視の暴走にストップをかけ、国民の声で動く新しい政治をつくろう」と呼びかけました。これらの訴えは、どこでも強い手ごたえを実感できるものでした。今回のこうした選挙戦の論戦に確信を持つとともに、かかげた公約の実現めざして奮闘する決意です。
三、選挙の結果、山梨でも自民党が議席を得ました。しかし、この結果は民主党の失政への県民の怒りがもたらしたものであり、自民党への期待が広がった結果とは言えません。
今後、消費税増税、原発再稼動、憲法改悪、TPP交渉参加など、国民無視の政治を続けようとする安倍自公政権と国民との矛盾はさらに深まらざるを得ないでしょう。暴走に対する国民の批判と抵抗は避けられません。
こうした情勢のもとで、日本共産党が果たす役割はきわめて重要になっています。今回獲得した議案提案権を生かし、さまざまな国民運動との共同を広げ、たたかいを前進させるため全力をつくすものです。
四、日本共産党の役割を果たすうえで、県民と深く結びついた強く大きな党づくりは不可欠の課題です。「支部が主役」の党活動、党勢拡大などの取り組みを前進、飛躍させることも重要です。今回の躍進によって、わが党への関心や期待を強めている人々が大きく広がっています。こうしたチャンスを生かし、強く大きな党をつくる活動に、新たな意気込みで取り組む決意です。
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