高校入試制度を考えるシンポジウム
「全県1学区制度」などの山梨県の高校入試制度について考える教育シンポジウムが2月17日、甲府市内で開かれ、小中、高校の現職、元職の教師や保護者など60人が参加しました。
山梨県高等学校・障害児学校教職員組合が山梨県教職員組合の協力も得て開いたもの。2007年度に「小学区・総合選抜制度」から変更された「全県1学区制度と前期後期入試制度」について、学校現場の変化や生徒への影響などを話し合いました。
中学校教諭の村松章史氏、高校教諭の佐藤常正氏、県PTA母親委員会委員長の石原初江さん、一橋大学の中田康彦教授が、パネリストとして報告。「生徒の選択の幅は(趣旨とは逆に)狭まったのではないか」(村松氏)「学校の序列化が急速に進み、現場は生徒獲得競争に巻き込まれている」(佐藤氏)「子どもたちは『高校を選ぶ』というより『選ばされている』ようでかわいそう」(石原さん)などと制度移行後の問題点を指摘しました。
会場からは「進学校をめざす子もおり(学校選択を)平等にしたという良い部分もある」「県は、生徒の減少を高校統廃合に結びつけずに、少人数学級を広げ、行き届いた教育の保障を」などの意見が寄せられました。
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