党県委員会が愛宕・新御坂トンネルの天井板撤去を県に要求
日本共産党山梨県委員会は2月8日、県土整備部の酒谷幸彦部長に対し、県が管理するトンネルの安全対策を申し入れ、愛宕(甲府市)、新御坂(笛吹市―富士河口湖町)両トンネルの天井板撤去などを求めました。
1月に行った両トンネルの現地調査を踏まえたもので、えんどう昭子参院山梨選挙区候補、小越智子県議のほか、両トンネルがある市町の議員ら6人が参加しました。
参加者は「『大事故となった笹子トンネルと同じ天井板方式による換気では不安だ』という住民、利用者からの声は大きい」と、撤去を要求。ジェットファン方式などへの切り替えを提案しました。また、トンネル内部の証明や情報版の安全確保、防災情報が聞こえるラジオ受信設備の増設、市町村管理トンネルの点検、補修への支援などを求めました。
応対した酒谷部長は「笹子トンネル事故の直後に(両トンネルの)緊急点検と補修を済ませており、安全性は確保されている。今のところ天井板の撤去は考えていない」と答えました。
また、撤去を検討する可能性について、県の別の担当者は「(天井板設置が主流だった当時と比べ)通行量も違い、車の排気性能も良くなったので、換気方法はジェットファン等でも可能だ」「天井板方式にこだわらない」と述べながらも、検討の予定は「今のところない」と話しました。
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