2012総選挙の県内の結果について
総選挙の県内の結果について
2012年12月18日 日本共産党山梨県委員会
1、16日に投開票がおこなわれた衆議院選挙で、山梨県党は、比例代表選挙では、南関東ブロック(神奈川、千葉、山梨)で、志位委員長の議席を絶対死守し、畑野君枝候補を押し上げて「議席倍増」をかちとること、小選挙区では、2003年の全選挙区立候補以来の全選挙区立候補で躍進めざすことを目標に奮闘しました。
結果は、南関東ブロックで志位委員長の議席を守り抜くことができました。残念ながら、畑野候補を押し上げることはできませんでした。県内での得票は、比例代表で25777票(得票率6・0%)、小選挙区合計29298票(6・8%)にとどまりました。
「比例代表で5万票」という目標に届かなかったことは本当に残念です。情勢が求める躍進を果たせなかったことを県委員会として責任を痛感しています。今後、党内外のみなさんのご意見に耳を傾け、深く総括し、新たな前進を期したいと決意しています。
日本共産党と候補者にご支持をお寄せくださった県民のみなさん、寒さのなか、大奮闘してくださった党支持者、後援会員、党員のみなさんに、心から感謝申し上げます。
2、目標を実現できなかったことは残念ですが、今回獲得した比例代表の25777票、得票率6・0%は、直近の2010年参院選比例票の22548票、得票率5・2%から3229票、得票率を0・8ポイント伸ばしました。今回の投票率が2010年参院選よりも低くなるなかで、得票も得票率もわずかですが前進させたことは、今後の反転攻勢への足がかりとなるものです。
3、今度の選挙の特徴のひとつは、有権者が最後まで「だれを選ぶか」悩み、模索し続けたことだったと思います。「民主党には裏切られた。かといって自民党に戻るにも抵抗がある。第3極といっても中身がなにもない」というのが有権者の気持ちでした。実際、投票日前日まで「どの党に入れたらいいか、迷っている」との声がたくさん聞かれました。
こうした方がたに、日本共産党の政策、改革のビジョン、訴えが伝わったところでは、これまでになかった共感が寄せられました。とくに、今回、長く保守の地盤とされてきた農村地域であたたかい激励の声がたくさん寄せられましたが、これはかつてないことでした。
しかし、広範な有権者にまで、われわれの訴えを伝えきるまでには至りませんでした。その最大の理由が、党の自力の問題にあることを選挙戦全体を通じて痛感しています。県党は、昨年の7月以来、「党勢拡大大運動」にとりくみ少なからぬ成果をあげてきましたが、まだまだ不十分です。引き続き、県民に根を張った強く大きな党をつくるために力をつくす決意です。
今後、わたしたちは、どんな選挙でも前進できる強く大きな党づくりに全力をつくすとともに、消費税増税中止、即時原発ゼロ、TPP交渉参加阻止、憲法擁護など、総選挙で掲げた公約実現のため、国民運動と共同して全力をつくす決意です。
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