9条と福島 2氏語る 南アルプス市で集い
南アルプス市9条の会は11月3日、櫛形生涯学習センターで、憲法9条とフクシマについて考える集いを開きました。35人が参加しました。
「フクシマについて考える」と題して東京経済大学教員の早尾貴紀さんが、「平和はつくりだすもの」と題して同市在住の牧師、浅見正一さんが、それぞれ講演しました。
東日本大震災を宮城県で被災した早尾さんは、子どもの放射能汚染のリスクを考えて山梨県に移住した経緯と、民間レベルで実施している避難移住の相談活動を紹介。「(避難できずにいる)福島に留め置かれた人々は、あたかも原発事故が『取るに足らない問題』として(政府が)原発を維持するための犠牲とされている」と話しました。
浅見さんは、体験した戦争被害者の写真を参加者に配りながら「戦争になれば、必ずこうなります。憲法9条は日本の誇りであり、世界の良心の指標となっています」と語りました。
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