リニア計画に待った 沿線5都県の住民がつどい
リニア中央新幹線建設計画に対する「ストップ・リニア沿線住民の集い」が9月30日、甲府市内で開かれ、東京、神奈川、山梨、長野、岐阜の各都県の住民やJR東海の労働組合など150人が集まりました。
参加者からは「『夢の交通手段』としてバラ色の計画を振りまくJR東海や国、県、商工団体、地元自治体に対し『その計画待った』といいたい」「住民の安全やくらしを支えるはずの自治体がなぜJR東海と一緒に計画を進めるのか」などの発言が相次ぎました。
「集い」を主催した川村晃生リニア・市民ネット代表(慶応大名誉教授)が、50人が参加した同日午前のリニア実験線延伸工事現場見学(笛吹市)について報告。「リニアの問題点がまだ解決されていないのに、来年12月に実験車両を走らせるのは拙速です」と批判し「リニア計画には、環境も人心も経済も破壊する『原発推進勢力』と共通する視点がある。こうした声を広げましょう」と反対運動の強化を呼びかけました。
「集い」賛同団体の「山梨・水と緑を守る会」の関本ことさん=甲府市=は「計画沿線の住民がはじめて一堂に集まったことに意味があります」と話しました。
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