命綱の窓口無料守って 甲府でシンポジウム
山梨県が窓口無料の廃止方針を明らかにしている重度心身障害者医療費助成制度について、同助成制度を考えるシンポジウムが9月29日、甲府市内で開かれました。同制度を守る会が開いたもので、会に賛同する31の病院や障害者団体、患者会などから110人が参加。団体代表や患者家族など9人が発言しました。
同制度を利用してきた障害者や家族からは「窓口無料は私たちの命綱。現行のまま存続を」「全国に誇れる障害者施策をなぜやめるのか」の声が相次ぎ、制度存続を求める運動を広げていくことを確認しました。
会代表の一人でリハビリ専門医の宇藤健司氏は、障害者医療費無料化の運動が20年前に始まったことを紹介し「5年前には病院窓口でも無料となり全国に誇れる制度。だれもが障害を持つ可能性があるもとで県民にとってどれだけ心強い制度か考えてほしい」とあいさつしました。
出席した県障害福祉課の担当者は「医療費無料は継続する。いったん窓口で立て替えていただくことになる」と説明。日本共産党の小越智子県議も参加し、9月県議会で知事に対し、制度の現行通り存続を強く要求したことを紹介しました。
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