あけぼの事件60年集会
日本国民救援会山梨県本部(広嶋喜栄司会長)は9月22日、甲府市で「あけぼの事件」60周年記念集会を開きました。
同事件で夫が殺害された、同県本部名誉会長で元日本共産党甲府市議の石丸あきじさん(88)=甲府市=が記念講演し、当事のたたかいを知る関係者ら60人が参加しました。
石丸さんは、地主の横暴に抗議して立ち上がった村の人たちが、100人以上の警察によって逮捕された事件当夜の模様を語りました。石丸さんは「翌日の新聞は『共産党の強盗事件』と大々的に報じましたが、強盗も窃盗も、証拠やアリバイによって次々と覆されました。しかし、何者かによって殴殺され、川に投げ込まれた夫(石丸要氏)の死因究明はされないままでした」と話し、「冤罪や弾圧事件が続いている今、あけぼの事件はけっして過去の問題ではありません。民主的陣営が力をつけ、民主主義をしっかりつくっていかなければなりません」と訴えました。
あけぼの事件 白鳥事件、メーデー事件などがあった1952年7月30日、山梨県南巨摩郡曙村(現身延町)で起こされた公安警察による謀略事件。「強盗・傷人」の疑いで10人が起訴され、一部被告の「自白調書」を根拠に、64年の最高裁判決で7人が有罪とされた。
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