オスプレイの配備計画を撤回し、「一時駐機」を認めず、飛行訓練中止を求める申し入れ
富士吉田市長 堀内茂 殿
2012年9月4日
日本共産党郡内東八西八地区委員会
委員長 渡辺正好
オスプレイの配備計画を撤回し、「一時駐機」を認めず、飛行訓練中止を求める申し入れ
政府は、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米海軍普天間基地に配備するために、日本での運用に関する環境調査の米軍報告書を沖縄県などの関係自治体に提出しました。それによりますと米海軍普天間基地に配備されるオスプレイ部隊(24機)は、訓練のため沖縄県以外に本土の米海兵隊岩国基地と、同キャンプ富士に分遣隊(2~6機)を派遣するとされています。その際、既存の6つの低空飛行訓練ルートで訓練を行うとしています。岩国基地とキャンプ富士への配備期間は月平均2~3日としていますが、場合によっては2週間に渡る長期派遣もあるとしています。
配備されようとしている米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイは、1991年と1992年、開発段階から墜落事故を繰り返し、7人の死亡者を出し、2000年4月と12月には、訓練中に墜落、合わせて23人の死者を出しています。2010年4月にはアフガニスタンで作戦中に墜落して4人が死亡。2012年4月にはモロッコで訓練中に墜落して2人が死亡。さらに、6月にはフロリダで訓練中に墜落して5人の負傷者を出しています。
相次ぐ事故に、配備が計画されている沖縄県をはじめ全国各地で反対の声が上がっています。「どこでも墜落する危険にさらされる」可能性があるからです。
米ニューヨーク州キャノン空軍基地で計画されているオスプレイの低空飛行訓練は住民の要求によって棚上げされ、再検討されています。しかし、日本では墜落事故の原因究明もないまま、配備が強行されようとしています。
キャンプ富士に隣接する富士吉田市民にとっても「墜落の危険」は他人事ではありません。米軍報告書によれば、オスプレイの低空飛行訓練ルートは、日本本土に6ルート、そのうち東北に2本、北信越に1本あります。キャンプ富士から飛び立ったオスプレイが富士吉田市上空を飛行する可能性もあります。国内の全土に危険をまき散らすオスプレイの配備は絶対に許されません。富士吉田市長に対して以下のことを強く求めるものです。
1.オスプレイの配備計画の撤回、「一時駐機」や飛行訓練中止を政府に強く求めること。
2.富士山麓や富士吉田市上空に飛来しないように、政府に断固反対の意思を表明すること。
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