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2012年8月 1日 (水)

横内知事の辞職を要求する

山梨県知事 横内 正明 殿

               2012年7月30日

                         日本共産党山梨県委員会
                           委員長   千葉 信男
                           県議会議員 小越 智子

           横内知事の辞職を要求する

元県人事委員から300万円分の紳士服仕立券を受け取っていた問題で、甲府検察審査会が事実と認定したことを受け、横内知事は27日の県議会全員協議会で「深くおわびする」と陳謝し、自らの給与を1年間20%減額すると表明しました。しかし、そこでは「疑惑はなかった」としてこれまで述べてきた釈明をくりかえしているだけで、真相はなにも語られませんでした。これに対し、「これでは納得できない」「県民への説明責任を果たしたとはいえない」「幕引きを図るなどということはとんでもない」という抗議の声が広がっています。

日本共産党山梨県委員会は、以下の理由で、横内知事に対し、知事を辞職するよう強く求めるものです。

第1。知事の政治的道義的責任は免れません。

刑事告発については不起訴処分となり、その後の検察審査会でも「不起訴処分は相当」と判断されました。しかし、横内知事は、08年以降、当時の人事委員から300万円分の仕立券を受け取っていました。この間に、人事委員の再任が行なわれています。横内知事に贈与したのは当時の人事委員であり、横内知事は人事委員の任命権者です。「異常なこと」とだれもが思うのは当然です。刑事責任は不問に付されたとしても、政治的道義的責任は免れません。

第2。「うそ」の答弁は県民を欺くものです。

横内知事は、県民の代表機関である県議会で、わが党の小越智子県議の質問に対し、「疑惑をもたれるようなことはありません」と答弁していました。しかし、実際は、捜査当局には仕立券300万円分を受け取ったことは認めています。議会での答弁は「うそ」だった疑いが強く、これは県民を欺くものであり、知事の資格がないというべきものです。

第3。県民に対する説明責任を果たすという姿勢がまったくみられません。

仕立券の注文記録控えの職業欄に「医師」と書いたかどうかという問題も、「記憶はない」などとあいまいな答弁を繰り返しています。しかし、横内知事自身が、身の「潔白」を主張するなら、「不正確な情報ではないか」などと他人事のようなことをいってないで、自ら確認すれば明らかにできることです。それをやろうとしないということは、説明責任を果たす気がまったくないといわざるをえません。

第4。給与を減額したからといってそれですむ問題ではありません。

横内知事は給与を1年間20%減額すると表明しました。20%の根拠について「従来知事が責任をとる場合、1割カット3カ月が多かったが、それを上まわるものにした」と述べました。しかし、これまでの知事の減給処分は、いずれも職員の不祥事をうけての処分であって、知事自身での問題ではありません。今回は、横内知事自身の政治的道義的責任が問われているものです。自らに向けられている疑惑への反省もなしに、「これまでの数字を上回るものにした」などということ自体、中身のない「反省」といわざるをえません。

以上の点から明らかなように、もはや横内知事の知事としての資格はありません。横内知事はただちに辞職するよう強く要求します。

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