北富士演習場の米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾砲撃訓練に反対する申し入れ
山梨県知事
横内 正明 殿
2012年8月16日
日本共産党山梨県委員会
委員長 千葉 信男
県議会議員 小越 智子
北富士演習場の米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾砲撃訓練に反対する申し入れ
防衛省は今年1月、11月上旬から12月上旬にかけて、北富士演習場で、沖縄に駐留する米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾訓練を行なうことを通告してきています。沖縄海兵隊の実弾砲撃訓練は、今年で16年目となります。北富士演習場では、1997年から2011年11月までの訓練で、計10回、88日間、6287弾が富士の裾野に撃ち込まれました。この間、北富士では、砲撃や陣地の移動などの訓練だけでなく、アフガニスタンでの作戦も想定した機関銃や小火器をつかう「砲座防護訓練」や夜間訓練など、沖縄ではできなかった訓練へと次々と拡大されてきました。
しかも、ここで訓練した米海兵隊は、イラク戦争、アフガニスタン戦争で戦闘行動に直接に参加した部隊であり、「日本防衛」とはまったく無関係な、安保条約6条、使用協定第2条に違反する部隊であったことは明らかです。
さらに、海兵隊の沖縄キャンプ・ハンセンからの移動費用、訓練中の滞在費用はすべて日本国民の税金でまかなわれてきました。たとえば、2011年11月11日~24日の10日間、日本が負担した経費は2億1300万円となっています。
東日本大震災、福島原発事故から1年5カ月、多くの国民は震災からの復興と復旧、原発事故の一刻も早い収束、放射能汚染からの脱却、原発ゼロを求めています。そうしたときに、日本の防衛とまったく関係のない訓練に巨額の予算をつかうなどは断じて許せません。知事は、北富士演習場での実弾砲撃演習計画の中止を政府に求めるよう、強く申し入れます。
また、米国は、米海兵隊の侵略力を強めるために、沖縄へオスプレイを配備し、キャンプ富士にも分遣隊を配備しようとしています。知事は県内での低空飛行には反対の態度を明らかにしていますが、あらためて、オスプレイの配備計画と国内での低空飛行訓練の撤回を日米両政府に求めるよう申し入れます。
以 上
« 米海兵隊実弾訓練中止を政府に求めよ 知事に要請 | トップページ | 笛吹市で党演説会 田村、畑野氏ら訴え »
「声明・政策」カテゴリの記事
- 知事の「裏金」問題についての要請書(全文)(2024.01.24)
- 空気清浄機購入に全額補助 党県委の要望実る(2022.08.06)
- 参院選 県内の結果について党県委員会が声明発表(2022.07.16)
- 2022年度山梨県予算要望書 (全文)(2022.01.19)
- 衆議院選挙の山梨の結果について(2021.11.13)
コメント