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声明・政策

07/26/2019

参院選 野党統一候補 市来伴子さん健闘 日本共産党比例代表26491票獲得  ご支援ありがとうございました

第25回参議院選挙の山梨県の結果について                             
2019年 7月22日 日本共産党山梨県委員会

一、今度の参議院選挙で日本共産党は、前回に引き続き野党共闘の成功と日本共産党の躍進という2つの目標をかかげてたたかいました。

山梨選挙区で、いちき伴子野党統一候補は、15万327票(得票率43・2%)を獲得し、残念ながら議席には及びませんでしたが、得票率では前回を0・2ポイントうわまわり大健闘しました。

比例代表選挙では、日本共産党は2万6491票(得票率7・7%)を獲得し、前回参院選比で9866票、得票率では1・5ポイント下回りましたが、2017年衆院選比例との比較では得票率は0・3ポイント上回りました。

野党統一候補勝利のために共にたたかったみなさん、日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、日夜をわかたずご奮闘をいただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心からお礼を申しあげます。


二、今回、市民連合やまなしのみなさんの後押しもあり、前回に続き野党統一候補が実現しました。

同時に政策協議が始まったのは4月下旬で、協定書が締結されたのは公示の5週間前と前回に比べ大きく立ち遅れました。しかし共通政策は、「今年10月からの消費税増税中止」「辺野古新基地建設中止」「日米地位協定の抜本改定」など前回に比べて大変豊かになりました。「山梨は共闘」の連名ポスターが作成され、全県にはりだすなど、本気の共闘という点でも前進がありました。

日本共産党は、市田副委員長、志位委員長と、いちき伴子候補、輿石参院元副議長、山田社民党県連代表との共同の街頭宣伝など野党共闘を一歩一歩前に進めていきました。

短期間のたたかいのなかでも共闘を発展させたことは、次の衆院選など今後のたたかいに生きる大きな財産になったと考えます。全国の1人区では、野党は改選前2議席から10議席へと前進し、改憲勢力に議席の3分の2を許さない結果をつくる大きな力となりました。市民と野党の共闘については、ともにたたかったみなさんと話し合い、さらに発展させていく決意です。

 
三、日本共産党は選挙戦のなかで、「年金を削減するマクロ経済スライドを廃止し、『減らない年金』、低年金の底上げを」「くらしに希望を―三つの提案」「財源は、『消費税に頼らない別の道』で」と批判とともに希望を語ることに力をつくしました。「減らない年金というのはいいね」「学費は、すぐに半額にしてほしい」という声が多数寄せられ、財源論にも共感が寄せられました。

また、「『消費税に頼らない別の道』を打ち出せるのは大企業から献金をうけとっていない党だからこそ。この党の躍進こそ、くらしをよくする一番の力」「市民と野党の共闘に誠実に力をつくしてきた共産党が躍進してこそ、野党統一候補が勝利できる」と党の値打ちを語ってきました。こうした訴えが届いたところでは、共感が広がりましたが、その共感の広がりを比例での支持に十分に結びつけることができませんでした。

比例代表の得票が、2017年衆院選から得票率で上回ったものの、前回参院選からは得票数、率とも下回ったことなどについては、今後党内外のみなさんの声に耳を傾け、総括を深めていきます。

選挙で掲げた公約実現とともに、強く大きな党をつくり今後の国政選挙、地方選挙で躍進するために全力をつくす決意です。

04/10/2019

県議選の経験・教訓を生かし、市議選の4人全員当選へ引き続き奮闘しよう

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県議選の経験・教訓を生かし、市議選の4人全員当選へ引き続き奮闘しよう

2019年4月8日 県・市議選総合選対本部

7日、投開票された県議選で、日本共産党は、こごし智子県議の議席を守り抜き、宝の1議席を確保することができましたが、すがの幹子候補は健闘したものの、次点となり、目標とした甲府で初の2議席獲得はなりませんでした。2議席獲得を期待し、ご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、大奮闘していただいた全県の支持者、後援会員、党員のみなさんに対し、2議席勝利の結果を出せなかったことをお詫びするとともに、あたたかいご支援に心からの感謝とお礼を申し上げます。

目標には届きませんでしたが、こごし候補、すがの候補の得票は合計で9010票、得票率は13.4%で、躍進した前回得票を数・率ともに上回り、2017年衆院選比例票を119%に伸ばし今後につながる結果となりました。政治論戦では、「自公対共産党」を貫き、消費税10%ストップ、国保料・介護保険料引き下げ、重度障害者医療費窓口無料復活などくらし、福祉優先の県政への転換を訴え、安倍政治への怒りを強める多くの有権者に共感を広げました。また、県議会でのかけがえのない役割、2議席でその力を大きくしてほしいと訴え期待を広げました。2議席は実現できませんでしたが、訴えた公約の実現へ、県民のみなさんと力をあわせて奮闘する決意です。

県知事選挙後の落ち込みから「党の勢い、本気を示そう」「これまでやったことがない活動をやってこそ勝てる」と全県の支援もうけ候補者先頭に政治宣伝の大攻勢をかけるとともに、後援会員のみなさんへ「広げて下さい」の訴えも強め、2議席獲得への期待と支援を広げました。ネット・SNSも使った「すがの幹子応援隊」の活動などこれまでにないとりくみにも挑戦しました。こうした党の勢いが他陣営を脅かし、自民党が「彼(自民現職)が勝たなければ共産党さんが上がる。それは避けたい」(長崎知事「山日」8日付)と必死のてこ入れをはかるなど、選挙戦を自民党との大激戦にもちこみました。しかし同時に、支持拡大が、前回を上回ったものの目標には届かず、組織活動の総量が足りなかったことが結果を左右しました。

こうした前半戦のとりくみの経験と教訓をただちに生かし、目前に迫った市議選の4人全員当選に全力をつくします。市議選は、定数32に40人が立候補を予定する多数激戦の様相です。自公対共産党の論戦を貫き、大量政治宣伝で風を吹かせるとともに、「支部が主役」で全支部・全党員の総決起で対話・支持拡大をやりぬき必ず勝利しようではありませんか。

01/08/2019

花田仁の知事選公約―「明るい民主県政をつくる会」公認・日本共産党すいせん

2019年1月4日

「明るい民主県政をつくる会」公認・日本共産党すいせん  
花田仁の知事選公約

安倍政権いいなり、自民党主導の県政から、安倍政治と対決し、くらしを守り地域経済を元気にする県政に転換を
 
「介護・国保など、くらしの負担が重すぎる」「税金のムダづかいはやめてほしい」「消費税10%増税などとんでもない」「9条改憲はダメ」「安倍政権は、もうイヤ」・・・。

1月10日告示、27日投票の山梨県知事選では、こうした県民の声にこたえられる候補は、誰なのかが問われるのではないでしょうか。

「明るい民主県政をつくる会」(「明るい会」)公認・日本共産党すいせんの花田仁は、こうした県民の声にこたえ、今の県政を、安倍政治と対決し、くらしを守り地域経済を元気にする県政に転換します。

現県政は、ムダな大型開発に熱心、県民のくらしに冷たい、典型的な「自民党県政」

介護保険料は15年前には県内平均で月額2836円だったのが、現在は5839円と2倍以上に上がり、重い負担への悲鳴があがっています。しかし後藤知事は、負担増の容認はもとより、県として軽減措置を国に求めることを拒否しました。また重度障害者医療費窓口無料制度の復活を拒否し、「3カ月後に医療費が返ってくるといっても、手元にお金がない時は病院に行けなくなった」など深刻な事態が広がっています。

その一方で、大型開発には熱心です。リニア駅の南側に東京ドームまるまる二つ分の広さの土地を開発するとしています。県民の税金がどれだけ投入されるのか、いっさい明らかにしていませんが、多額なものになることは明らかです。さらにリニア駅と富士北麓地域を結ぶとして、新たに御坂トンネルをつくることも計画しています。

くらし、福祉、子育てに冷たい政治を続けてきた県政のもとで、くらし・福祉に関わる民生費は、決算に占める割合は全国44位と下から4番目の最低水準、教育費も39位です。その一方で土木費の決算に占める割合は全国1位となっています。県議会の多数を占める自民党・公明党は、現県政に諸手をあげて賛成してきました。

安倍政権に対しても同様です。安倍政権は、国民多数の反対にもかかわらず、消費税10%増税、憲法9条の改悪などをゴリ押ししていますが、現知事は、消費税増税にも憲法改定にも、野党共闘の原点である安保法制・戦争法にも、態度をいっさい明らかにせず、事実上容認しています。北富士演習場使用協定でも認められていない、日英共同軍事訓練も受け入れました。

後藤県政は、ムダな大型開発には熱心、県民のくらしに冷たい、典型的な「自民党型県政」です。これでどうして、県民の命とくらしを守れるでしょうか。

今回の知事選は、二つの政治の流れの対決

自民・公明すいせんの候補は、後藤知事との違いをだすために、「中央とのパイプ」の太さを強調しています。しかし「中央とのパイプ」が太くなっても、安倍政権との「悪政のパイプ」が太くなるだけです。もう一人の候補は自民党への入党を申し込みました。

今回の知事選挙には花田仁を含む4人の立候補が予定されていますが、政治の流れでみれば国いいなりの自民党主導の政治を続ける人たちか、それとも、安倍政治にきっぱりと対決する「明るい会」公認・日本共産党すいせんの花田仁か──この二つの流れの対決です。

「二つの転換」で県民のくらしを守り、地域経済を元気に

花田仁は、「県民の福祉を守る」という自治体本来の役割を果たすために、「二つの転換」をめざします。

1、予算の使い方を、県民の命とくらし、地域経済に役立つように切り替え、税金の使い方を抜本的に見直します。リニア開発に便乗した大型開発を見直します

リニア中央新幹線の静岡工区は着工のメドさえたっていないなど、8年先の開通予定は、かなり先になる可能性が高くなっています。「県の利用客予想は過大」「駅の南側に東京ドーム2個分もの開発は必要なのか」などの批判もあり、「リニア頼み」の地域振興策でいいのかが、問われています。

山梨県政が「住民の福祉を守る」という自治体本来の役割を取り戻し、医療や介護の不安を減らし、くらしを応援します。そのことが、地域経済を元気にさせ、人口減少に歯止めをかける一番の力になります。

(1)県民の命を守り、くらしを支える県政へ
 ・介護保険料・利用料、国保税(料)の負担を軽減します。
 ・重度心身障害者の医療費窓口無料を復活します。
 ・介護保険改悪、医療ビジョン構想によるベッド削減で、必要な介護が受けられない人が生まれないように県独自の対策を行ないます。
 ・在宅の場合は、障害者サービスと介護保険の併用も可能であり、65歳をもって障害者サービスから排除することがないよう、市町村へ徹底します。障害者に対して介護保険優先の原則を廃止するよう国に求めます。
 ・県内事業所の県独自の実態調査を行い、違反があった場合は企業名を公表するなど、ブラック企業・ブラックバイトをなくします。
 ・県の公共事業や業務委託について、下請けも含めて従事する労働者の最低賃金等を定め、これを守らせる公契約条例をつくります。
 ・「正規・地元採用」をする中小企業への支援強化、介護労働者や保育士など賃金引上げのための給与補助を行います。このような県独自の賃金引き上げ策を行ない、大都市圏との格差を解消していきます。
 ・事業用太陽光パネルの設置に、防災面、景観面からの規制と住民合意を義務づける条例を制定します。
 ・墜落事故が多発しているオスプレイの県内の飛行の中止を米軍、国に求めます。北富士演習場の全面返還・平和利用をめざします。日英共同軍事訓練など北富士演習場使用協定にない訓練は、させません。
 
(2)子育て一番の県政へ
 ・小中学校の給食費を無料にします。
 ・県独自の返済不要の奨学金を拡充します。
 ・保育園の待機児童解消へ、「育児休業明けの入所ができず、やむを得ず育児休業を延長している」「職場や自宅から離れた保育園しか空いていない」という多くの子育て世代の声にこたえる対策をすすめ、希望した保育園に入れるようにします。
 ・第一子から保育料を軽減します。
 ・子どもの医療費助成の県制度の年齢を引き上げ、全市町村で18歳まで窓口無料にします。
 ・教職員を増やし、異常な長時間労働を是正し、「先生、遊んで」「先生、話をきいて」という声に応じたり、いじめなどの深刻なケースへの対応、保護者と意思疎通をはかるための時間がとれるようにします。カウンセラーなどの教員外の専門職は、週一、二度しか学校に来られない非常勤ではなく、常勤とします。
 ・学校体育館にエアコンを設置します。

(3)地域経済を元気にする県政へ
 ・中小企業振興条例を実際に役立つものにしていくために、「全事業所実態調査」を行い、県が中小企業の実態を把握し、得られた情報を施策に生かします。その際、商工施策だけでなく、福祉やまちづくりなど幅広い施策に反映させます。
 ・生活道路・通学路の整備、地震や災害に対して、上下水道の耐震化・老朽化対策、河川堤防、がけ崩れや土石流などの危険箇所対策をすすめます。こうした身近な公共事業を増やし、中小企業の仕事を増やします。
 ・県の制度として住宅や店舗のリフォーム助成制度をつくります。
 ・住宅の耐震改修を促進するために費用補助は、定率補助ではなく高知県で実施されているように限度額内の全額補助にします。高知県は、定率補助だった2006年の耐震改修は63戸でしたが、制度改正後は急増し、2016年には1246戸となっています。また愛知県、高知県で実施されているように耐震工事の低コスト工法の普及をすすめます。
 ・耐震基準を満たさないブロック塀の撤去や改修費用の補助制度をつくります。
 ・日米FTA交渉に反対し、農産物の価格保障・所得補償の予算を増額します。ブドウ・モモ・スモモの価格保障制度をつくり、農業共済の農家掛金の半額補助を行います。
 ・鳥獣害被害対策、農業後継者対策を強化します。
 ・路線バスや集落を結ぶコミュニティバスの運行への助成を拡大するなど、身近な公共交通を充実し「買い物弱者」「交通弱者」の足を確保します。
 ・ゴミ焼却場広域化計画は、中止します。

財源はあります。県の貯金である財政調整基金は231億円もためこんでいます。財政全体で比べれば、東京、大阪に次ぐためこみです。これの活用や、リニア建設に便乗した大型開発の見直しなど、税金の使い方を「くらし最優先」に変えます。

大型開発中心から身近な公共事業中心に転換すれば、公共事業費の総額を減らしながら中小企業の仕事を増やすことができます。
 
2、国いいなり県民無視から、安倍政治と対決し県民の声が通る県政へ転換します

くらしと地域経済に重大な影響を及ぼす消費税10%増税には、きっぱりと反対します。日本を「戦争ができる国」に変えてしまう、安倍政権の大軍拡、9条改憲を許しません。

医療や介護の重い負担の大本には国の支援の貧弱さがあります。介護保険、国保への国庫負担の増額を求めます。

「市民と野党の共闘」の力を大きく ーご一緒に政治の流れを変えましょう

昨年の沖縄県知事選では、「オール沖縄」の玉城デニーさんが、過去最高の得票で当選しました。県民の意思を無視して辺野古の海へ土砂の投入を強行した安倍政権に対し、県民の立場で堂々と発言し、行動しています。
 
消費税10%増税、憲法9条改悪へと暴走を続ける安倍政権から県民の命とくらしを守るために、沖縄県のように共同を広げ、県民の立場で安倍政権に対決する県政が求められています。

今回の知事選で唯一「市民と野党の共闘」をかかげる花田仁への支持が大きくなればなるほど、安倍政治に対抗する市民と野党の共同の力が大きくなります。ごいっしょに政治の流れを変え、安倍政治と対決し、くらしを守り地域経済を元気にする県政に転換しようではありませんか。

01/15/2018

2018年度山梨県予算への要望について

山梨県知事 後藤 斎 殿

                                2018年1月9日

                      日本共産党山梨県委員会
                             委 員 長 花田 仁
                            県議会議員 小越智子

        2018年度山梨県予算への要望について

県民福祉の向上へのご尽力に敬意を表します。2018年度政府予算案は、「賃上げ」や「IoT投資」を口実にした企業減税、医療・介護などの社会保障予算の「自然増」分は今回も1300億円削減され、安倍政権の6年間で小泉内閣時代を上回る1・6兆円もの大幅削減となるなど、大企業優先、暮らしに冷たい予算案となっています。

こうした姿勢を安倍政権がとっているときだからこそ、県民の福祉とくらしを最優先にする予算編成が求められています。大型の公共事業計画は見直し、標準財政規模に対する比率では全国3位となっている財政調整基金を取り崩すなどして財源をつくり、県民のくらしと福祉を最優先にする予算編成にぜひとも生かしていただきたく、とくに重点配分をお願いしたい事項を以下にまとめました。よろしくおねがいします。


1、福祉の充実について

(1)重度障害者医療費助成窓口無料を復活してください。

(2)国民健康保険の市町村ごとの一人当たりの納付金・保険料(税)の試算結果を公表してください。

国保税滞納者への対応、保険証の発行、徴収の対応も一律化せず、国保税の引き下げのために国の負担金の活用とともに県としても財政支援をしてください。

一般会計からの繰り入れは、国も妨げるものではないと述べており、県も一般会計からの繰り入れについて妨げないことを明確にしてください。

(3)介護保険改悪、医療ビジョン構想によるベッド削減で、必要な介護が受けられない人が生まれないように県独自の対策を講じてください。

在宅の場合は、障害者サービスと介護保険の併用も可能であり、65歳をもって障害者サービスから排除することがないよう、市町村への徹底を求めます。あわせて、介護保険優先の原則を廃止するよう国に求めてください。

(4)介護保険料・利用料の軽減制度をつくってください。

(5) 路線バスや集落を結ぶコミュニティバスの運行への助成を拡大するなど、「買い物弱者」「交通弱者」への対策を強化してください。

2、こどもの貧困対策について

6人に1人のこどもが貧困にあるといわれています。すべてのこどもたちが経済的負担なく、学び、育つ環境を整備することを求めます。

(1)返還しなくてよい奨学金制度の制定、通学費補助など、高校生への具体的な経済支援を強めてください。

隣県に比べて高い県立大学の入学金を引き下げてください。

(2)県の制度としてこどもの医療費助成を中学3年生まで無料にしてください。

(3)小中学校の給食費への助成をしてください。

(4)すべての自治体が入学準備金を入学前の3月支給に改善するとともに、就学援助金を増額するため、県が市町村に財政支援してください。

(5)第1子から保育料を軽減してください。また「育児休業明けの入所ができず、やむを得ず育児休業を延長している」「職場や自宅から離れた保育園しか空いていない」という多くの子育て世代の声にこたえる対策をすすめてください。

3、産業振興策について

企業の99%以上をしめる中小企業と農林業が山梨県の経済を支えています。これらの産業の振興を抜本的に強めてください。

(1)小規模事業所の仕事と雇用を増やす、住宅リフォーム助成制度を、県の制度として実施してください。

耐震改修を促進するためにも費用補助は、定率補助ではなく高知県で実施されているように限度額内の全額補助にしてください。また愛知県、高知県で実施されているように耐震工事の低コスト工法の普及をすすめてください。

(2)中小企業が正規雇用者を増やした場合の補助金額を増額してください。

(3)農産物の価格保障・所得補償を強めてください。安心して再生産にとりくめるように、共済制度の掛け金補助の拡大、ブドウ・モモ・スモモの価格保障制度をつくってください。

(4)公共建築をはじめ、一般住宅への県産材の利用促進を大幅に拡大する支援策を強めてください。

(5)有害鳥獣対策を抜本的に強化し、被害農家への支援を強めてください。

4、安心して働ける対策について

長時間労働や低賃金での働かせ方をただして、格差と貧困を是正する対策を強めてください。

(1)5年間で3000人の雇用の場を確保するという目標の実現のための対策は、正規雇用を基本とし、実効あるものにしてください。

(2)ブラックアルバイト、ブラック企業、パワハラ、セクハラ、マタハラを根絶する対策をとってください。

(3)県として介護労働者の賃金引き上げのために給与補助を行ってください。

(4)県の公共事業や業務委託について、下請けも含めて従事する労働者の最低賃金等を定め、これを守らせる公契約条例をつくってください。

(5)県職員、教員を正規雇用として増員してください。県関係の出資法人で非正規労働者が五年を前に、法の趣旨に反する雇いどめをされそうな事例がありました。県関係の出資法人や指定管理施設で二度とこのようなことがないような対策をとってください。

5、公共事業について

大型公共事業はやめて、地元建設会社の仕事を増やす、住民生活の安心安全のための公共事業をすすめてください。

(1)リニア駅周辺整備をはじめ巨額の事業費を誘発させることはやめてください。

甲府市、富士川町を初め、住民要望が出されている区間などリニア沿線の住宅地は、全て70デシベル以下の地域に規定してください。

(2)総合球技場は建設費用、管理運営費用を県民に示してください。建設ありきの安易なとりくみはやめてください。

(3)道路の区画線、横断歩道などの無未修繕をただちに解決してください。

(4)上下水道の耐震化、老朽化対策をいそいでください。河川堤防、がけ崩れや土石流などの危険箇所対策をすすめてください。

(5)事業用太陽光パネルの設置に、防災面、景観面からの規制と住民合意を義務づけてください。

改正FIT法で義務付けられた事業者名や事業内容等を記載した標識の掲示が、されていない発電設備が多数あります。掲示するよう指導を強化してください。

(6)住民からの要望が強い河川の浚渫、立木の伐採、護岸補修計画をさらに急いですすめてください。

6、北富士演習場へのオスプレイの離着陸訓練、北富士演習場の使用協定を結ばないことについて

(1)墜落事故が多発しているオスプレイの北富士演習場での訓練の中止を米軍に強く求めてください。

(2)オスプレイの配備は、「日本の防衛」とは何の関係もなく、海兵隊の海外遠征による「殴りこみ」の任務を遂行するため、迅速に「敵地」に侵入して戦闘作戦を実施する「侵略力」を高めることがその目的です。

沖縄に駐留する米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾砲撃移転訓練がほぼ毎年のように行なわれていますが、ここで訓練した米海兵隊は、イラクやアフガニスタンでの戦闘行為に直接参加してきた部隊であり、「日本の防衛」とはまったく無関係な部隊です。

ところが、防衛省や県は、これを「使用協定の範囲内」として容認し続けてきました。その結果、北富士演習場はアメリカの世界戦略にもとづく出撃・訓練の場となっています。

そもそも北富士演習場の全面返還、平和利用は県民の共通の願いであり、県是です。使用協定の更新はこの県是にも逆行するものです。今年3月に期限切れとなる北富演習場使用協定を更新しないでください。
                                     以 上

10/27/2017

第48回衆議院選挙の結果について

衆議院選挙の結果について

2017年10月23日 日本共産党山梨県委員会

一、10月22日の衆議院選挙で日本共産党は、小選挙区では前回に続き沖縄1区で勝利しました。比例代表選挙では前回の20議席から11議席へと後退し、全体では12議席の結果となりました。山梨県・神奈川県・千葉県の南関東比例ブロックでは3議席から2議席に後退しました。

山梨県の比例代表選挙では3万432票(得票率7・38%)を獲得しましたが、2014年の前回衆院選から得票で29・6%減、昨年の参議院選挙比例得票から16・3%の減となりました。選挙区選挙では1区宮内げん候補、2区大久保令子候補の得票の合計は2万6734票、得票率6・41%でした。

選挙戦で日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、日夜をわかたずご奮闘をいただいた支持者、後援会員のみなさん、党員のみなさんに心からお礼を申しあげます。

今度の選挙では「自民党支持だが、安倍政権はやりすぎだ。比例は共産党に入れる」など、「比例は共産党」という激励を多くの方からいただきました。そうした期待を結果に結びつけられなかったのは、私たちの力不足です。力をつけて捲土重来を期してがんばる決意です。

二、今回の選挙で、日本共産党は、市民と野党の共闘の勝利と日本共産党の躍進をめざして選挙をたたかいました。全国的には、立憲民主党が大きく躍進し、共産党、立憲民主党、社民党の3党の共闘全体としては、議席を大きく増やすことができました。

山梨では昨年の参院選での宮沢ゆか野党統一候補の勝利につづき、今回の選挙でも市民と野党の共闘にさまざまな努力がなされてきましたが、残念ながら共闘は実現できませんでした。市民と野党の共闘を本格的に発展させるために今後も力をつくします。

同時に、今回の選挙戦の中で、日本共産党と市民団体や他党の方々との「連帯の絆」を深めることができました。1区の宮内候補の第一声で市民団体の方々があいさつして下さいました。志位委員長を迎えての街頭演説では、1区、2区とも党候補を推薦していただいた新社会党の県本部委員長にあいさつしていただきました。

今度の選挙で、たくさんの絆がつくられ、新しい友人を得たことは、たいへんうれしいことであり、今後のたたかいに生きると考えています。

三、今度の選挙戦で、わが党は、安倍政権を続けさせていいのかを正面から問い、「消費税増税は中止し、負担はアベノミクスで大もうけしている富裕層、大企業に求めます」「9条をもつ日本こそ、北朝鮮問題で平和的解決への努力を」などの政策を掲げてたたかいました。このことは、全体として国民の願いにかなったものだと確信しています。

衆議院選挙直前にたたかわれた富士河口湖町議選では、山下利夫町議が3期目の当選をかちとり、衆院選と同日投票となった身延町議選では、渡辺文子候補が6期目の当選をはたしました。11月には5日告示、12日投票の甲州市議選では川口信子市議が再選をめざします。

今後、選挙結果をふまえ、党内外のみなさんのご意見に耳をかたむけ、選挙総括を進めるとともに、掲げた公約実現に奮闘し、党の力を強く大きくして、次の国政選挙、地方選挙での躍進めざし全力をあげて奮闘するものです。

07/27/2015

山梨・甲府 石原党市議が辞職

 山梨県の石原剛日本共産党甲府市議(58)は9日、道交法違反容疑で逮捕された問題で、13日に市議会議長に辞職願いを提出し、議員辞職しました。
 石原議員は7日夜、甲府市内の駐車場で酒気を帯びた状態のまま車を移動。同駐車場フェンスに衝突、破損させました。また、事故を警察などに通報せず代行車で帰宅したため、甲府署が道交法違反(酒気帯び、事故不申告)容疑で逮捕したものです。同議員は容疑を認め、党県委員会が辞職勧告をしていました。
 花田仁党県委員長は9日、同市役所内で会見し「日本共産党に期待と支持を寄せていただいた多くの方々への信頼を裏切るもので、議員としての社会的道義的責任は免れない」と述べ「党県委員会として、心よりおわびしたい」と話しました。
 7月9日、党山梨県常任委員会が発表した声明は次のとおりです。

石原剛甲府市議の道路交通法違反事件について     2015年 7月9日 日本共産党山梨県常任委員会

一、石原剛甲府市議は、2015年7月7日午後9時すぎ、飲酒後に車を運転し、駐車場のフェンスに車を衝突したまま警察に届け出なかったとして、酒気帯び運転および事故不申告の道路交通法違反容疑で8日、逮捕されました。
 石原市議は、午後6時半から甲府市議会総務常任委員会の議員の懇談会に参加。飲酒後、午後9時すぎに駐車場に戻り、車を移動したところ駐車場入口フェンスに衝突し破損させました。そのままタクシー代行で、現場を立ち去り帰宅しました。
 報道によると現場を目撃した住民が車のナンバーを覚えていたところから、警察が車を特定し、8日未明、自宅にいた石原市議に事情を聞いていました。
 石原市議は当初、「酒を飲んで運転し、フェンスに衝突したことは間違いないが、衝突したのは駐車場内で、公道に出ていない。翌朝駐車場所有者に謝り修理すればよいと判断し帰宅した」と述べ道路交通法違反を否認していましたが、9日午前に接見した弁護士によれば「駐車場からいったん外にでた」と認めたということです。
二、飲酒後に運転したうえ、フェンスに衝突し破損したまま現場を立ち去ったことは、弁解の余地はなく、住民の利益を守るべき議員として許されることではありません。「市議を辞職すべき」と県常任委員会で確認し、接見した弁護士を通じて辞職勧告したところ、石原市議はこれを承諾しました。石原市議の党員としての処分は、事実をさらによく調べたうえで決定します。
三、今回の石原市議の道路交通法違反は、日本共産党に期待と支持を寄せていただいた多くの方々への信頼を裏切るものであり、党県委員会としておわびするものです。
 今後、信頼を回復し、寄せられた期待にこたえるために奮闘するものです。

01/27/2015

山梨県知事選挙の結果について

          山梨県知事選挙の結果について

               2015年1月26日 日本共産党山梨県委員会

一、1月8日告示、25日投票でたたかわれた山梨県知事選挙は、3人が立候補し、日本共産党の花田仁候補(明るい民主県政をつくる会すいせん)は、4万8693票(得票率17.5%)を獲得し、善戦・健闘しました。投票率が41.5%と過去最低となるなか、現職との一騎打ちとなった前回選挙で、わが党すいせん候補が獲得した得票を601票下回ったものの、得票率は前回を上回り2000年代の4回の知事選で最高を記録しました。また、昨年12月の総選挙比例票を5485票上回る結果となりました。

厳しい寒さのなか、選挙で奮闘されたすべての支持者、後援会員、党員のみなさん、ご支持を寄せていただいた県民のみなさんに心からのお礼を申し上げます。

選挙の結果、自民・民主・公明・維新があいのりした後藤斎候補が当選しましたが、得票は、有権者全体の31%にとどまりました。

同日投票で新人4人のたたかいとなった甲府市長選挙は、わが党の長坂まさはる候補が、5336票(8.17%)を獲得、中央市議選では現職の木下ゆうき候補が681票(13位)で二期目の当選をかちとり、上野原市議選では川田よしひろ候補が1155票(2位)で初当選し、議席空白を克服しました。ご支援に感謝申し上げます。

一、今度の選挙でわが党は、「安倍政権の暴走ストップ」「くらし優先の県政への転換を」という2つの争点と「自民・公明・民主のあいのり候補か、県民の立場でスジを通す日本共産党の候補か」の選択を訴えてたたかいました。選挙戦のなかで「安倍さんの暴走を止めてほしい。共産党がんばれ」の声、くらしを守ってほしいという切実な声がよせられました。

とくに、昨年11月から県民の反対の声を押し切って、県が重度障害者医療費の窓口無料制度を廃止したことについて、「国いいなり、大型開発優先で県民に冷たい県政の象徴であり、障害者に対するこのような差別はゆるされない。窓口無料をただちに復活されるべきだ」というわが党の主張に強い共感の声が上がりました。

当選した後藤候補は、リニア駅周辺に商業施設の建設やリニア駅と県内各地を30分で結ぶ構想を打ち出す一方、「県人口100万人」や「子育ての負担軽減」というものの何ら具体的政策は示せず、重度医療の窓口無料は復活すると言わないなど、横内県政を引き継ぎ、これまで以上の大型開発・箱物優先で県民に冷たい県政となる危険性が示されました。

一、選挙の結果、山梨県政をめぐって、国いいなり、大型開発優先で県民に冷たい県政を推進する「オール与党」と「日本共産党」の対決がますます鮮明になりました。

わが党は、選挙での公約実現のため、県政転換のために引き続き奮闘します。幅広い県民のみなさんと要求実現に力をあわせるとともに、2カ月後に迫った4月の県議選では、現職のこごし智子県議の再選を必ずかちとるとともに議席増をめざして奮闘します。また、甲府市での3議席から4議席への前進をはじめ、市町村議選での候補者全員当選をめざして全力をつくすものです。

01/06/2015

2015年 山梨県知事選挙政策

    2015年 山梨県知事選挙政策

2015年1月5日
           山梨県知事候補者 花田 仁
(日本共産党公認・明るい民主県政をつくる会推せん)

安倍政権の暴走に立ち向かい、
県民のくらし・福祉と地域経済を立て直します
    ―5つの転換で県民の共同をよびかけます―

県民のみなさん、今後4年間をはじめ県民の未来がかかった山梨県知事選挙が1月8日告示、25日投票でたたかわれます。知事候補花田仁と日本共産党は、県民のくらし福祉優先、地域経済の立て直しをめざす県政の実現へ全力をつくします。県民のみなさんのご支援、ご協力を心からよびかけます。

1、「オール与党」議員に支えられた国いいなり、県民のくらし、福祉切り捨ての県政の転換が求められています

みなさん、日本共産党以外の自民・民主・公明などの「オール与党」の議員に支えられた現職知事2期目の中間の年、2012年12月の衆院選後に安倍政権が誕生しました。安倍政権はこの2年間に、2度にわたる年金削減、70~74歳の医療費窓口負担の1割から2割への引き上げ、そしてこの4月からの消費税8%への増税など、次々と社会保障を切り捨て、負担増を強行し、景気悪化と貧困と格差拡大を招きました。

またアフガン・イラク戦争のような戦争で、自衛隊が米軍と肩をならべて戦争を行うことになる集団的自衛権行使容認の閣議決定を行うとともに、米国政府と一緒になって米海兵隊の新型垂直離着陸機MV22オスプレイの訓練を日本全土に拡大し、北富士演習場でも離着陸訓練が行われました。さらに農業を壊し、国民皆保険制度を壊し、地域経済に大打撃を与え、日本を丸ごとアメリカに売り渡すTPP交渉を推進しています。

こうした国の悪政が行われているときだからこそ、県民の立場にたって国にモノをいい、悪政から県民のくらし・福祉・地域経済を守る県政が求められています。

ところが現県政は2期目に山梨県独自の福祉施策、敬老祝い金や68・69歳の医療費助成、遷延性意識障害者の手当てを次々に廃止しました。さらに今年11月には重度心身障害者医療費の窓口無料を廃止しました。このことによって、子どもの医療費窓口無料制度から障害児が除外されました。

「子どもの医療費窓口無料化を求める会」が行ったアンケートでは、「低収入の中から医療費を工面したり、子どもを連れて銀行に行ったりするのは大変」「喘息の治療や耳鼻科の受診もあり経済的に大変なので、リハビリを月4回から2回に減らした」「会計をせずに帰る健常児を見てあらためて『うちの子は障害なんだ』と感じた。涙がでた」など切実な声が寄せられています。社会的に弱い立場の人を支えるのが政治の役割です。ところが、それと逆のことを県が行っているのです。

県は「制度を将来にわたり安定した持続可能なものにする」ためなどといって、あたかも財政が厳しいから窓口無料を廃止するかのように言っています。しかし県の財政調整基金は、この4年間で180億円も増え261億円に膨れ上がっています。県にお金がないのではなく、県民のくらし・福祉を支えようという姿勢がないのです。

今年6月県議会で「リニア駅周辺整備を初めとする大規模プロジェクトなど財源をどのように確保」するのかという自民系県議の質問に対し、現知事は「優先順位を見きわめながら、徹底的な見直しを図る」「将来の大規模プロジェクトなどに備え、今後とも財政調整基金等への積み立てに努めてまいりたい」と答弁。リニア駅周辺整備計画などの大規模プロジェクトを最優先するから、重度心身障害者の窓口無料を廃止するということです。とんでもない話ではありませんか。

さらに現知事は、県民の暮らし、地域経済を破壊する消費税増税やTPP推進には賛成の立場です。北富士演習場のオスプレイの離着陸訓練は演習場内にとどまらず、住宅地や山中湖畔のホテル上空などを繰り返し飛行したにもかかわらず「大過なく終了」(9月議会)と容認しています。福島原発事故の影響で、いまだに富士北麓のキノコは基準値以上の放射能汚染が確認されています。事故がおこったらはるかに深刻な被害がおこる浜岡原発再稼働にも賛成の立場です。

こうした現知事の姿勢を批判したのは日本共産党のこごし県議だけです。

自民・民主・公明などの「オール与党」の議員に支えられた今の県政は国いいなり、県民の暮らし切捨ての県政だったといわざるをえません。いまこそ県民の立場にたって国にモノをいい、県民のくらし福祉優先の県政への転換が求められています。

今回の知事選には元民主党衆院議員の後藤斎氏が立候補を表明しました。後藤氏に、いまの県政を批判し、転換しようという姿勢があるでしょうか。

後藤氏が所属していた民主党は、消費税増税、原発再稼動、TPP推進、沖縄新基地建設のどれもが、自分たちの政権時代に手をつけた課題であるために、安倍政権と対決する立場がありません。後藤氏が公表した「ダイナミックやまなし『プラチナ社会構想』」も、安部政権と対決する立場がなく、国いいなりで県民の暮らし福祉切り捨ての県政を転換しようという姿勢がみられません。

(7)「人口減少社会への対応」の項では「山梨がひとつの自立した地域として、安定した雇用や豊かな暮らしを担保する役割を担っていく」としていますが、非正規労働者が増え、県内の労働者に占める割合は全国より高く、約4割をしめ、そのほとんどが年収200万円以下の「ワーキングプア」(働く貧困層)であることやルネサスなど工場の撤退が続いていることの指摘も安倍政権が労働者派遣法の改悪などによって、さらに不安定で低賃金の雇用をつくろうとしていることへの批判もありません。

(11)「自立型エネルギーと人材供給により基幹産業を発展する」の項では、再生可能エネルギーの活用によって、「電力輸出県」をめざすとしています。再生可能エネルギーの活用は重要ですが、電力会社による不当な再生エネルギー「買い取り拒否」問題などの解決が必要です。その背景には、政府も電力会社も、原発を「ベースロード電源」などとしてしがみついていることにあります。政治が「原発ゼロ」を決断してこそ、再生可能エネルギーへの大転換への道が開かれますが、このことへの指摘、原発ゼロの政策は示されていません。

(12)「個性豊かな産業を生み出す」の項では、農業生産額は「まずピーク時の1,300億円」の回復、農業や林業の6次産業化を目指すとしていますが、「TPP(太平洋連携協定)など、農業を取り巻く経済状況が厳しくなる中」とTPP容認の立場です。TPPが発効すれば農業生産額の回復や「6次産業化」はなりたちません。TPPが地域経済に与える影響は農業にとどまりません。TPP交渉分野の一つである「政府調達」は、政府や地方自治体の物品購入や公共事業で、国際入札を義務づけることなどが検討されています。市町村の小規模な公共事業や物品購入も外国企業への開放が義務づけられ、地元企業への優先発注などは「非関税障壁」として排除される危険があります。

観光産業について、「世界文化遺産である富士山やユネスコエコパークの南アルプスに加え、昇仙峡を取り巻く秩父多摩甲斐国立公園のユネスコエコパーク登録を目指すことなど、滞在型の観光地づくり」などを主張していますが、富士山観光の妨げになっている北富士演習場やオスプレイ問題には触れもしていません。

(13)「教育・子育て支援を加速する」の項では「出産や子育てに対する経済的な補助を含む支援施策を充実」といいながら、安倍政権の2年間で児童手当(旧子ども手当)の減額、高校授業料無償化への所得制限導入がされたこと、山梨県では重度障害児の窓口無料が廃止されたことの指摘も批判もありません。

このように看板をかけかえても、後藤氏のめざす県政は、国いいなり、暮らし切捨ての県政の継続だと言わざるをえません。そのことは、後藤氏が今の県政を支えてきた自民・民主・公明などの「オール与党」の議員の相乗りを受け入れていることからも明らかです。

2、県政の5つの転換での県民の共同をよびかけます

みなさん、知事候補花田仁と日本共産党は、県民のくらし・福祉切り捨ての県政から、以下の5つの転換での共同を広げることを心からよびかけます。

①消費税10%増税を許さず、県民のくらし・福祉・教育の充実を最優先にする県政への転換

②労働者派遣法の改悪を許さず、人間らしく働ける山梨をつくる県政への転換

③大企業と大規模プロジェクト優先の経済対策から地域経済の主役である中小企業、商工業者、農業・林業優先、生活密着型公共事業重視の県政への転換

④女性の権利を守り、仕事と出産・育児などが両立でき、女性の地位向上と社会進出にとりくむ県政への転換

⑤「海外で戦争する国づくり」を許さず、北富士演習場の全面返還・平和利用をすすめる県政への転換。

11月の沖縄知事選では、保守革新の枠をこえた共同が広がり、新基地建設反対を訴えた翁長雄志さんが10万票の大差をつけて圧勝しました。12月の衆議院は、11月の沖縄県知事選の共同の枠組みでたたかわれ、沖縄1区では日本共産党の赤嶺政賢氏が当選、2・3・4区でも当選し、県民を裏切った自民党の候補者全員が落選しました。

山梨県でも県政の5つの転換で共同を広げ、知事選で勝利し、安倍政権の暴走に立ち向かい県民のくらし・福祉と地域経済を立て直す道にすすもうではありませんか。

3、県民に冷たいオール与党県政の継続を許さず、「県民が主人公」の革新県政に転換する11大公約

1、県民のいのちと暮らし、福祉を最優先にする山梨をつくります

福祉の増進は地方自治体の本旨です。また、社会保障・福祉の充実は将来への安心により、経済対策にとっても二重の効果を生むものです。そのためにも、安倍政権の年金削減、後期高齢者医療保険料の大幅引き上げ、国保料・税の引き上げ、介護サービスのとりあげなど、社会保障の切り捨て中止をもとめます。

【医療】

●医療費の窓口負担の軽減、国民健康保険の国庫負担の復元とペナルティーの廃止、後期高齢者医療制度のすみやかな廃止を国に求めます。

●重度心身障害者医療費の「窓口無料」制度は、障害者にとっては命に直接関わる制度であり、「窓口無料」をただちに復活させます。

●高すぎる国民健康保険税(料)を引き下げるため市町村への助成を増やします。国保法44条にもとづく患者負担の減免制度をつくるよう市町村に働きかけるとともに、国の基準を上回る減免制度をつくる市町村に半額助成する制度をつくります。悪質な滞納者以外は資格証明書の発行はやめさせます。短期保険証の発行も同様の基準で行うよう市町村に指導します。

●計画的増員、労働条件の改善で医師・看護師不足の解決に取り組みます。県民医療・地域医療の中核としての県立病院の役割・責任を見直し、医師派遣制度による地域医療を支えるなど、医療内容の充実をはかります。無料・低額診療を実施します。

●国が県に策定を義務付けた「病床機能報告制度」と「地域医療構想、医療ビジョン」に反対します。急性期を中心に病床を削減し、医療費抑制を県主導で進めようとするもので、平均在院日数の縮減、ベット数の削減、介護保険での利用制限など、これでは医療難民介護難民が拡大することは必至です。この医療ビジョンによって県民医療が低下しないようにします。

【福祉】

●「医療・介護総合法」が実施されれば、要支援者・要介護者が必要なサービスを受けられない事態はいっそう拡大し、「介護難民」の問題がさらに深刻化して、高齢者と家族の負担と不安は増すばかりです。「医療・介護総合法」の中止・撤回を求めるとともに、さらなる改悪、介護報酬の大幅削減をやめさせるために力をつくします。

●経済的理由によって十分なサービスを受けられない事態を解消するため、県の制度として介護保険料・利用料の減額免除制度をつくります。要支援者を外す法改悪がされた場合でも、市町村が実施する施策をしっかり支援し、サービス後退が生じないようにします。

●この4年間でさらに1866人も増え、8255人にものぼっている特別養護老人ホームの待機者をなくすために、県単独の補助を大幅に引き上げ、広域型の施設建設、安い利用料で入れる施設建設を早期に実施します。法改悪がされた場合でも要介護3以下でも入所できるようにします。

●介護労働者の賃金引上げをはじめ労働条件の改善のための介護施設への県の助成制度をつくり、人材不足を解消します。

●灯油代が家計や福祉施設の経営を圧迫しています。高齢者や低所得者への灯油代を助成する「福祉灯油」制度を創設します。暖房や給湯に灯油を使っている福祉施設への補助制度をつくります。

●低所得で身寄りのない高齢者に住まいを保障する「軽費老人ホーム(ケアハウス)」の増設、「地域優良賃貸住宅」の拡充など、“孤立高齢者”“漂流高齢者”をつくらない施策を推進します。

●認知症の早期の発見・診断、初期の相談と家族への支援から、終末期のケア・看取りまで、切れ目なく治療と支援を行う、医療・保健・福祉の連携体制の構築をすすめます。

●県内の「買い物弱者」(買い物難民)をなくすため、移動販売車への補助、商店街・小売店への移動手段の確保などを行います。

●貧困が広がる一方で生活保護受給者は対象の2割程度にとどまっている現状の実態調査にとりくみ、貧困を減らす具体的な目標と計画をつくります。

●住所の有無や年齢などを理由とした保護申請の門前払いをやめさせ、意思のある人にはすみやかに申請書を渡すよう指導します。

●批准された障害者権利条約にふさわしく「基本合意」と「骨格提言」にもとづいた障害関連の法律や制度を抜本的に改革し、新たな法制度の確立を国に求めます。

●県として食事代など利用者負担の軽減措置を実施するとともに、施設運営費の補助制度を創設します。

●遷延性意識障害者助成事業の廃止を撤回し、改めて実施します。

2、人間らしく働ける労働行政を確立し、大幅賃上げと安定した雇用で働きやすい山梨をつくります

労働者の実質賃金が17カ月連続で前年を下回っています。県内労働者の約4割、若者や女性の2人に1人が非正規雇用労働者で、そのほとんどが年収200万円以下の「ワーキング・プア」(働く貧困層)です。これが「デフレ不況」、そして山梨の地域経済の落ち込みの最大の要因です。賃上げと安定した雇用の実現で、労働者・国民の所得を増やすことこそ、暮らしと経済の再建の道です。

●安倍政権がすすめようとしている「生涯ハケン」を労働者におしつけ「正社員ゼロ」に道を開く派遣法の大改悪をはじめ、名ばかり正社員の「限定正社員」、「残業代ゼロ」、「解雇の金銭解決」など、労働法制の大改悪の中止を求めます。

●国に対して、安定した雇用の拡大のために、解雇規制、非正規労働者の正社員化と均等待遇、「サービス残業」の根絶、長時間・過密労働の是正、最低賃金の大幅引き上げ、労働災害の防止と認定基準の緩和など、人間らしく働けるルールの確立を求めます。

●安定した雇用の拡大、正社員化の流れをつくる労働行政の充実のために労働部を新設し、予算を大幅に増やします。県職員、教職員の正規職員採用を拡大します。公務職場で働く非正規雇用者の賃金や労働条件などについて、正規雇用者との格差をなくし均等待遇にすること正規雇用への道を広げます。

●非正規でも新規雇用企業に助成金を交付する「雇用創出奨励金制度」を、正規雇用を特別に優遇する制度に改善します。

●「山梨産業集積促進助成金」(最高10億円)は、中小企業が積極的に活用できる制度に抜本的に改め、「正規雇用」を増やす条件を整えます。県内に進出する企業にたいしては「正規・地元採用優先」を義務付、雇用拡大を推進します。同時に解雇による助成金返還を強化します。不合理の解雇をなくすために「解雇規制条例」を制定し、勤労者が安心して働ける山梨をつくります。

●県の公共事業や業務委託について、下請もふくめて従事する労働者の最低賃金等を定め、これを守らせる公契約条例をつくります。

●過酷な働かせ方で若者らを使い捨てにする県内の「ブラック企業」やブラックバイトを根絶します。県内事業所の全面的な実態調査を行い、「使い捨て」が疑われる企業には是正のための指導や悪質な事業所の公表を労働局に求めます。事業者むけセミナーの開催、若者に向けたリーフレットの配布など啓発・情報提供を行います。

●ルネサスエレクトロニクス甲府事業所など相次ぐ撤退・閉鎖に伴う労働者の再雇用先のあっせんなど、雇用の確保に万全の対策を講じます。大手企業の撤退や閉鎖、縮小は、事前協議を義務付けます。

●失業者の生活と職業訓練を保障し、安定した仕事、公的仕事への道を開きます。失業者が安心して仕事を探せるようにするために、雇用保険制度の拡充を国に求めるとともに、安定した仕事につく機会を広げるために、専門学校なども活用して職業訓練制度を拡充します。「ワーキング・プア」やフリーターの職業訓練を重視し、有給の職業訓練制度や訓練貸付制度を創設し、訓練期間中の生活援助を行います。

●「ワーキング・プア」や失業者に、公共・公営住宅の建設や借り上げ、家賃補助制度、生活資金貸与制度など、生活支援を強め、子どもの教育費や住宅ローンなどの緊急助成・つなぎ融資制度を創設します。

3、地域経済を立て直して元気な山梨をつくります

安倍政権は「地方創生」を掲げますが、人口減少など地方の衰退は、歴代の政府がすすめてきた輸入自由化などの政策で農林畜産業や地場産業など地域経済が壊され、大店法廃止などによる商店街への打撃によるものです。さらに長引く地域経済の低迷に消費税8%が追い打ちをかけ、疲弊が深刻化しています。

山梨の地域経済の再生のためには、山梨県の産業・経済の主役である中小企業・業者・農林業者への支援による内需主導型の経済・産業の発展をはかることです。

【中小企業・商工業の振興】

中小企業は日本経済の根幹であり、「社会の主役として地域社会と住民生活に貢献」(中小企業憲章)する存在です。この中小企業が元気になってこそ、日本経済再生の道がひらかれます。

●中小企業振興予算を大幅に増額するとともに、地域経済活性化策の中心に中小企業を位置づける「中小企業振興基本条例」を制定し、中小企業の創意工夫と自主的な努力を総合的に支援します。県内すべての事業所の実態調査を実施し、中小企業の声を生かした振興策にとりくみます。

従業員5人以下の「小企業者」などを「地域経済の主役」と位置づけている小規模企業振興法の理念にもとづく支援施策を積極的にすすめます。

●地域経済対策として全国で実施されている「住宅リフォーム助成制度」をつくり、県内の自営・零細業者の仕事を増やします。個人住宅の耐震化を急いですすめるために助成制度を抜本的に拡充します。群馬県高崎市の「まちなか商店リニューアル助成事業」のように、店舗の改装や店舗等で使用する備品の費用の2分の1を助成する制度をつくります。

●中小企業製品やサービスを購入して「試し」に使用しその評価を公にする「トライアル発注」(お試し発注)制度をつくり、中小企業の新分野開拓を支援します。小規模工事希望者登録制度などを地域の小企業を対象に広げます。

●宝飾・ジュエリーや絹織物など地場産業の振興のための製品開発や販路拡大への支援を強めます。 産地・集積地全体を「面」として支援する自治体ごとの振興計画をつくります。新製品・デザイン開発や他産業とのコラボレーションを支援し、常設展示施設の整備、インターネットの活用など販売支援をつよめます。

●大企業に下請けいじめ、単価たたきの是正、県内下請け発注の引き上げを要請します。県の消耗品、備品、清掃など官公需は県内業者に発注します。

●経済危機のもとで経営難にあえぐ中小企業への支援を抜本的に強化します。工場家賃や機械リース代などの固定費への補助制度をつくります。

●人権無視、生存権を奪う差し押さえをすすめてきた「地方税滞納整理推進機構」は解散し、納税者の権利をまもります。

●県独自の大型店出店規制をつくり、これ以上の出店をやめさせるとともに、大型店に甲府市をはじめ商店街の活性化に向けた支援策を求めます。安心して住み続けられるまちづくりをすすめるためにも、商店街・小売店を「地域の共有財産」と位置づけ、商店街振興対策予算を拡充します。「空き店舗」の借り上げ、改装費などへの補助を拡充します。移動販売車への補助、商店街・小売店への移動手段の確保などを行います。朝市、ポイントカード、共同配達など、自ら努力している商店街を支援します。

●お年寄り、障害者、子ども等の生活圏(ライフ・エリア)を単位に、生鮮食料品を買える店舗、商店街、学校、医療機関、保育施設や官公署、公共交通などを整備します。

●規制緩和による低価格のチェーンホテルの進出やバス運行が地域に根ざした観光関係業者の営業を圧迫している事態も生まれているだけに、観光地の自然や歴史、文化を知る地元業者の役割を重視し、観光協会や旅館組合などへの支援を強めます。「富士山」周辺の世界文化遺産登録が地元の観光振興につながるように支援します。

●ワインツーリズムなど、地域資源や地域の特徴を生かした地元中心のとりくみを支援します。農林業や地場産業、中小企業・業者など他業種との交流や情報交換を支援します。

【農業・林業の再生】

県民の命を支える農林業と農山村は、崩壊の危機が広がっています。農業従事者の高齢化が進み、県土の荒廃も広がっています。今日の危機的事態は、大企業製品の輸出を最優先し、食料は輸入すればいいという、歴代自民党政権がすすめてきたアメリカ・財界いいなり政治に根本原因があります。農林業の再生を県土づくりの柱にすえ、農業生産と所得の向上、豊かな環境を守り、持続可能な地域社会をめざします

●TPP(環太平洋経済連携協定)への参加見直しを国に強く求めます。

●大型農道など公共事業が中心の農業予算を、農家の再生産を保障する価格保障・所得補償の支援を中心に転換します。安心して農業にはげめ後継者も広がるように、モモ・ブドウをはじめ主要農産物の価格保障や畜産・酪農家への支援を強化します。異常気象と温暖化に伴う病虫害による被害拡大を防止するための情報提供、指導、援助を強めます。果樹共済をはじめ、各種共済制度の農家負担を減らすための財政支援を行ないます。

●今年の豪雪で崩壊した施設の復旧への支援をさらに強め、営農が継続できるよう実情に合った援助を行います。ハウス加温用重油が農家経営を圧迫するレベルに高騰した場合、購入費を助成する直接補填制度をつくるります。農業用ボイラー・ペレットストーブ設置に助成します。

●地元の農林水産物などを活用し、その生産・加工・販売・流通など各段階で地域に仕事と雇用を生み出します。「農・商・工」連携のとりくみへの支援を拡充し、地元農水産物の給食材料への活用、地元木材の公共事業などへの活用をすすめます。消費者と結んだ直売所・産直センターなどへの支援をつよめます。

●引退する高齢農家の農地や作業を引き受ける集落営農や専業の大規模経営も、地域農業を支える担い手として重要であり、機械・施設を導入・更新する際、助成や低利融資を行います。

●「新規就農者支援条例」(仮称)を制定し、就農希望者の研修・教育機関の充実、農地の確保、資金、販路や住宅の紹介など総合的な支援体制を強化します。とくに、中山間地や過疎集落での定住者、移住者にたいして営農や暮らしの両面から特別の支援をすすめます。

●農地集積をすすめる農地中間管理機構の業務に、耕作放棄農地の復旧を位置づけ、市町村、農協、農業委員会と協力して農地の維持・利用改善に役立てるようにします。

●林業を地域経済再生と低炭素社会にとっての不可欠の産業、県の重要産業として位置づけた条例を制定し、森林整備と県産材の活用計画を策定します。間伐や木材の運搬費への補助拡大、需要拡大のための学校や公共施設での使用を増やすとともに住宅建設への助成の抜本的拡大による年間500棟の達成、作業道・作業路整備への助成、新規就労者への所得補償をただちに実施します。

●シカ・イノシシ・サルなどの有害鳥獣対策を対処療法にとどめず、野生動物の管理体制、人間との共生をはかる抜本的対策を講じます。被害農家への支援を強めます。

●地域資源を生かした第一次産業の振興とともに、集落を結ぶコミュニティバスの運行、高齢者集落への「集落支援員」の配置などにより、買い物や医療、福祉、教育などの生活に不可欠な最低条件の整備をすすめます。

4、勉学と就職の不安を解消し、若者が夢と希望のもてる山梨をつくります

低賃金や雇用破壊、長時間労働、蔓延するブラック企業――大企業の目先の利益最優先の政治が続いてきたもとで、若い世代はその矛盾を深刻に受けています。学生には高学費の負担と奨学金返済の不安がのしかかっています。この現状を打開することは、若者に夢と希望のもてる山梨をつくるうえで不可欠です。

●国に対して「世界一高い学費」を軽減し、教育の機会均等を保障するとともに、若者を使い捨てにする「ブラック企業」「ブラックバイト」を根絶し、非正規で働く若者の雇用と権利をまもり、正社員化をすすめる政策へ転換するように働きかけます。

●県独自の奨学金制度を復活し、無利子・返済猶予を拡大します。経済的困難をかかえる生徒・学生への「給付制奨学金制度」をつくります。

●働くルールについてのわかりやすいリーフレットの作成・配布にとりくみます。

●「内定取り消し」を許さず、就職活動の早期化・長期化を改めるように関係機関とともにとりくみます。

●若者の異常な長時間労働をただします。「サービス残業」「名ばかり管理職」など、違法な長時間労働を根絶します。

●職業訓練を充実・強化し、新しい仕事に就けるように相談体制の整備など再就職支援を強化します。

●介護、医療、保育などの社会保障を充実させ、新しい雇用をつくります。

●若者にとって重い負担の家賃への補助、公共住宅建設や生活資金貸与など、結婚・出産などの生活支援を強めます。

5、女性の権利を守り、雇用条件の抜本的改善、仕事と家庭の両立ができる山梨をつくります

女性のおかれている地位には、男性と比較して大きな格差と差別があります。解決すべき要の問題は、この格差と差別の是正であり、男女がともに活躍できる山梨をめざします。

●あらゆる分野で女性の活躍がひろがるよう、県庁内の指導的地位の女性割合を30%に引き上げます。民間企業にも、目標をもって推進するなどあらゆる分野で女性が生きいき活躍できる山梨をつくります。

●派遣、パート、有期雇用労働者の均等待遇、雇用・労働の場での男女差別の是正をはかるために、男女雇用機会均等法もいかし、企業への指導を強めます。

●企業による妊娠・出産の不利益扱いをやめさせ、解雇、嫌がらせ(マタニティーハラスメント)ノ根絶を求めます。

●自営業の労働を正当に評価し、支援します。妻など家族従業者の労賃を認めない所得税法56 条の廃止を国に求めます。

●農家の多くが加入している国民健康保険には、妊娠・出産や病気・ケガの休業補償がありません。安心して休めるように、出産や病気の時の出産・傷病手当金の制度をつくります。「出産ヘルパー」「酪農・農業ヘルパー」の実施などで、安心して休めるようにします。

●女性も男性も仕事と家庭の責任をはたせるよう長時間労働の改善、子育て中の変則勤務、夜間・休日出勤、単身赴任などを制限するよう働きかけます。育児介護休業を、男女・正規非正規の区別なく安心して取得できるようにします。

●延長・夜間・休日・一時・病後児保育等を拡充します。保育料、幼稚園教育費の父母負担の軽減をはかります。

●ひとり親家庭への支援をつよめ、あたり前の生活を営めるようにします。

6、子どもの成長を喜びあえる、だれもが安心して子育てできる山梨をつくります

増えない給料、不安定な雇用、子育て世代を直撃する負担増・増税の強行…。ますます日本は、子育てしにくい国、子どもを産みたくても産めない社会になっています。安定した雇用と子育てしながら働きつづけられる条件整備、子育ての経済的負担の軽減など、総合的な子育て支援をつよめます。

●仕事と子育ての両立、経済的負担の軽減、子どもの貧困の解消など、総合的な子育て支援策を国に働きかけます。

●全国的と比べて遅れている子どもの医療費助成制度は、県の制度として中学3年生まで窓口無料し、お金の心配なしに受診・治療できるようにします。

●身近で安心して出産ができるよう医師の確保に全力を上げ、公立病院への産科・小児科の設置を計画的にすすめます。

●妊婦健診は血液検査にも助成し、個人負担なしで必要な健診ができるようにします。

●若い夫婦にとって重い負担となっている高い出産費用を支援するなど、安心して妊娠・出産できるように経済的支援をつよめます。風疹予防ワクチン接種費用への補助をすすめます。

●今年4月実施の「子ども・子育て支援新制度」による保育の後退を許さず、安心して預けられるよう認可保育所を中心とした保育の保障、保育条件の改善をすすめます。保育料や幼稚園授業料などの父母負担の軽減策、保育士の確保と労働条件の改善、保育条件の確保にとりくみます。

●希望するすべての児童が利用できるよう、学童保育の増設費などへの市町村への支援を強めます。

大規模化の解消、施設・設備の改善、指導員の正規化・労働条件の改善、複数配置、利用料の軽減などをすすめます。すべての子どもを対象とした「放課後子ども教室」などを拡充します。学童保育と一体化させるのでなく、それぞれ充実させつつ、連携強化をはかるようにします。

●就学援助制度の拡充へ、対象児童の拡大や修学旅行への適用をすすめる市町村に財政支援を行います。

●小中学校の給食費を無料にします。

7、すべての学年に30人学級を実施し、給食費などの父母負担を軽減し、子どもたちの瞳が輝く山梨にします

安倍政権のもとで、財務省が「40人学級にもどせ」「大学の学費を値上げしろ」と言いはじめる一方で、「平和教育はやめろ」「もっと競争を」と教育への介入をつよめています。「海外で戦争をする国」「弱肉強食の経済社会」という支配層の国策に従う安倍政権の危険な動きに反対し、すべての子どもたちが人間として大切にされ、豊かに成長・発達できるような教育をめざします。

●国にたいして、OECD加盟国で最低水準の教育予算を平均まで引き上げ、30人学級の早期実施、公私間格差の是正のための私学助成の大幅増額など、すべての子どもたちの成長発達を保障する教育条件整備を求めます。学力形成に有害な全国学力テストを廃止し、学力の全国的調査は抽出調査とすること、教科書検定などを通じて国に都合のいい愛国心などを押しつけようとする「道徳の教科化」をやめるよう求めます。

●県独自で、小・中学校のすべての学年で30人学級をただちに実施します。

●義務教育費などの父母負担の軽減策を強化するとともに、高校授業料を無償に戻し、学校納付金などの父母負担を軽減します。

●小・中学校の教室にクーラー設置を推進する助成を強めます。

●学校間格差を拡大し、競争教育に拍車をかける公立高校の全県一学区制を見直すとともに、通学費への補助制度をつくります。

●住民、生徒の合意なしの高校の統廃合計画は、白紙に戻します。

●いじめを根絶し、子どもの命を最優先に考える学校づくりをすすめます。学校から体罰・暴力をなくすために全力をつくします。不登校の子どもの学びを保障します。

●「借りても返済できるか不安」――こうした不安なしに奨学金が受けられるよう一定の収入を得るまで返済を猶予・減額免除するなど返済基準の変更を行なうとともに、返済の必要のない給付制の奨学金をつくります。

●特別支援学校・支援学級の教育条件を改善するために、仮設のプレハブ教室などで対応するのでなく、必要な施設を確保するための計画を緊急にもち、施設の建設・改修をすすめます。身近なところに小規模でも支援学校を設置します。

●障害がある子どもたちが長時間にわたってバスに乗らずにすむようスクールバスを増車します。父母の送迎などの負担軽減に努めます。

●教職員の「超多忙化」、臨時教員の待遇改善・正規化へ改善をはかります。教員の配置基準を機械的に適応するのでなく、生徒の障害の状況や現場の実情に即した適切な教職員の配置、人員増をおこないます。

●通学路の安全対策ために、自動車走行を優先する「優先道路」規制の見直し、通学路の歩道の整備、道路にデコボコをつけて自動車の速度を落とさせる「ハンプ」の設置や車道幅を狭める「狭さく」など児童が安心して通行できるよう道路を整備します。

8、公共事業を無駄な大型開発優先から県民のくらしに役立ち災害に強い県土づくりに転換し、安心・安全な山梨をつくります

中央道笹子トンネル天井板崩落事故は、道路、橋、トンネル、水道管といったインフラ(社会基盤)の点検、維持修繕・更新など老朽化対策が喫緊の課題であることを浮き彫りにしました。新規建設を抑制し、県民の命・安全、暮らしを守り、地域経済再生に役立つ方向へ根本的転換をはかります。

●公共工事は、リニア関連などの新規大型事業でなく、インフラ老朽化対策をとくに重視します。避難所にも指定される学校や公共施設は天井や照明器具を含めた耐震化工事を急ぐとともに、危険な通学路や歩道の整備、生活道路をはじめ誇道橋などの維持補修、災害危険箇所改修などを重点的にすすめます。山間部の土砂崩れ対策、甲府周辺の水害対策、老朽化した水道管の修理、農業用水路や側溝の改修など、生活密着型で災害に強い県土づくりに切り替え、事業費の総額を減らしながら地域の建設業者の仕事を増やします。

●東日本大震災、昨年2月の大雪被害、広島市土砂災害、木曽御嶽山の噴火災害など大規模な自然災害が続いているだけに、東南海大地震、富士山噴火などの災害発生後の応急対策や復旧・復興対策はもちろん、被害の拡大を防止するための予防対策を重視します。そのために、(1)防災を無視した開発をやめ、必要な防災施設の整備と安全点検を徹底するなど防災まちづくりをすすめること、(2)観測体制の整備をすすめ、消防や住民などを中心とした地域の防災力を強化すること、(3)災害が発生した場合には、すべての被災者を対象にした生活と生業の再建、被災者の自立にむけた支援をおこいます。

●地震による被害を最小限にくい止めるために、学校などの公共施設や緊急輸送路沿いの住宅などだけでなく、病院や大規模集客施設をはじめすべての住宅の耐震診断と耐震補強を計画的にすすめます。また、長周期地震動や地盤の液状化などへの対策を強めます。

●交通やガス・上下水道などライフライン施設、河川堤防、がけ崩れや土石流などの危険カ所、老朽化したため池など、災害危険カ所の調査・点検をおこない、その結果にもとづき補強や防災対策をすすめます。安全な避難を確保するとともに危険区域の住宅などの移転に対する支援を強化します。

●リニア中央新幹線の建設中止を求めます。北部区間建設だけで1150億円もかかるといわれている新山梨環状道路(北部・東部区間)や1メートル500万円もかかる西関東連絡道路建設など、無駄な大型公共事業は中止します。不要不急の事業は中止・延期するなど、県の道路建設計画全体を見直しします。中部横断道の長坂以北の計画は白紙から見直しように求めます。

●官公需の発注にあたっては、地元企業や業者を優先し、地域経済の活性化に貢献できる制度を確立します。現場労働者の賃金引き上げを保障する請負単価の適正化、地元企業の発注促進、環境保全・地域に貢献する企業の優先発注などをすすめます。

●消防職員の増員や消防水利の整備など消防力の強化、住民の知恵と力を取り入れ、地域防災計画を見直し、高齢者や障害者、住民の安全な避難など地域の防災対策を強化します。

9、豊かな自然を守り、地球温暖化の防止と環境にやさしい山梨をつくります

原発事故による放射能汚染への対応はもちろん、21世紀を持続可能な経済・社会とするためには、温暖化ガスの大幅削減を実現する対策など地球環境の保全が必要です。身の回りの環境対策にも真剣にとりくみ、豊かな自然と環境を守ります。

●林業の振興や木質バイオマスの活用、水力・風力・地熱など山梨の自然を生かした自然エネルギーを本格的活用など、地球温暖化防止対策のための温室効果ガス削減施策を強力に推進します。

再生可能エネルギーの利用を抜本的に高めるために、中小業者の仕事確保と雇用を創出する新技術・製品開発などへの支援を強めます。太陽光発電の個人住宅への設置にたいする助成は、助成額の増額ならびに地元設置業者の仕事を増やす制度に改善します。

●大型の太陽光発電に関して、森林の伐採や、地滑り地域への建設、住環境への悪影響など、「乱開発」による住民の不安や対立が起きています。再生可能エネルギーの導入を進めていくためにも、事業者と地域住民の間で軋轢や紛争が生じないよう環境基準、開発基準を早急に見直します。事業の立案および計画の段階から情報を公開を求め「乱開発」を防止します。

●市町村が実施するゴミの発生抑制や容器包装リサイクル法にもとづくリサイクルなどの支援を強めます。

●安全性に重大な問題のある明野最終処分場は埋め戻し閉鎖でなく全量を撤去し、環境汚染に歯止めをかけます。有害物質による土壌や地下水の汚染を防止するために、工場敷地や、工場敷地を別の工場に売却した場合にも、調査を義務づけます。

●生態系を守るため、環境破壊をひきおこすような大規模開発は認めません。ユネスコ(国連教育科学文化機関)がエコパーク(生物圏保存地域)の登録を決めた南アルプス国立公園の地下にリニア新幹線を通す計画によって、貴重な山岳自然環境の破壊も懸念されています。リニア建設は中止を求めます。

●貴重な自然を保全し野生生物と共存するためには、捕殺だけの対応ではなく、野生動物の生息する頭数や状況の把握、森林の保護・管理、野生動物による被害の防止と救済に総合的にとりくみます。

10、地方切り捨て政治と道州制に反対し、住民自治が発展する山梨をつくります

長引く地域経済の低迷に消費税8%が追い打ちをかけ、地方の疲弊がますます深刻化するもとで、国民のくらしに最も身近な地方自治体の果たす役割は増すばかりです。安倍・自公政権による地方切り捨てに反対し、地方自治の拡充をめざします。

●「地方中枢拠点都市」とその「周辺」市町村との連携などの「集約化」による地方切り捨てや地方自治を変質させ、さらなる市町村大再編と道州制の導入には反対します。福祉・教育への国の責任と財源保障を強く求めます。

●合併せず「小さくても輝く自治体」づくりをすすめている市町村の支援をはじめ、地域自治の発展や地域再生をすすめます。

●県民主人公の政治を実現するために、気軽に訪れることができる知事室や県庁づくり、県民のみなさんの声を県政に生かすための懇談会などを積極的に開催します。

●知事の給与と一時金の3割カット、退職金の返還、知事交際費の5割減額と使途の全面公開など、「政治とカネ」の問題を県民の目線で改革します。

●体協や消防協会など外郭団体の「当て職」の役をいっさい返上します。

●県議会議員の海外視察制度を廃止します。

11、北富士演習場での米軍演習を認めず、全面返還・平和利用をすすめ、憲法9条を生かした国づくりに貢献する山梨をつくります

集団的自衛権行使容認の「閣議決定」強行など、日本を「戦争をする国」にしようとするいかなる憲法改悪の動きにも反対を貫きます

●米軍演習、オスプレイの飛行訓練、海外派兵のための自衛隊訓練中止、白燐弾の使用禁止を米海兵隊に求めます。北富士演習場の全面返還・平和利用をめざします。

●憲法9条を生かし米軍基地のない国づくり・外交をすすめるよう国に積極的に働きかけます。

                     以 上

08/08/2014

オスプレイの北富士演習場での離着陸訓練を中止するよう米軍に要請することを求める申し入れ書

防衛大臣 小野寺 五典 殿

オスプレイの北富士演習場での離着陸訓練を中止するよう米軍に要請することを求める申し入れ書
 
             2014年 8月 8日 

               日本共産党山梨県委員会委員長  花田 仁

                    山梨県議会議員    小越 智子     
                             
 米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイが19日から22日の間に北富士演習場で離着陸訓練をすることが明らかになった。

MV22オスプレイは、米海兵隊が任務とする他国への侵攻作戦を強化するため導入した新型輸送機である。開発段階で墜落事

故を繰り返し多数の死者を出している。2012年の普天間基地への配備直前にも、アフリカ・モロッコと米フロリダ州で墜落

事故を相次いで起こした。オートローテーション機能さえなく、「航空機の安全性の確保に関する訓令」に示された防衛省の基

準すら満たしていない。沖縄配備後は、「学校や病院を含む人口密集地域上空を避ける」とした日米合意に違反する危険な飛行

が常態化している。

このような離着陸訓練が北富士演習場で行われれば、周辺住民及び観光シーズンで多数訪れている観光客を騒音被害や墜落など

重大事故の危険にさらすことになる。

オスプレイはこれまで本土への飛来では、山口県の米海兵隊岩国基地(岩国市)を頻繁に使用し、中継・補給・訓練拠点にしてきた

。滋賀県の饗庭野(あいばの)演習場(高島市)での日米共同訓練にも参加している。7月には東日本各地へ飛来したが、厚木、横

田、キャンプ富士の米軍基地をオスプレイの拠点にし、日本全土を米海兵隊の訓練場にする狙いが込められている。

オスプレイの本土での訓練は沖縄の負担軽減にはつながらない。辺野古の海兵隊新基地を拠点にしてオスプレイの沖縄配備を恒

久化するとともに、騒音被害や墜落など重大事故の危険を全国に拡散するものでしかない。沖縄県民の多数が求めているのは、

昨年1月に県内の全市町村長・議会議長らが安倍晋三首相に提出した「建白書」に示されているように、オスプレイの配備撤回

、普天間基地の閉鎖・撤去、「県内移設」断念である。

北富士演習場での今回の離着陸訓練を許せば、今後も繰り返し訓練が行われ北富士演習場における米軍訓練は拡大される。その

たび騒音被害や墜落など重大事故の危険に脅かされるだけでなく、観光産業など地元経済にも悪影響を与えることは確実である

以上の理由による以下のことを求める。
         
 
                  記

オスプレイの北富士演習場での離着陸訓練を中止するよう米軍に要請すること。
  
                                  以 上

08/06/2014

オスプレイの北富士演習場での離着陸訓練に断固抗議し、中止するよう米軍と国に要請することを求める申し入れ書

山梨県知事  横内 正明 殿

オスプレイの北富士演習場での離着陸訓練に断固抗議し、中止するよう米軍と国に要請することを求める申し入れ書
 
             2014年 8月 4日 

               日本共産党山梨県委員会委員長  花田 仁

                    山梨県議会議員    小越 智子     
                             
米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイが19日から22日の間に北富士演習場で離着陸訓練をすることが明らかになった。

MV22オスプレイは、米海兵隊が任務とする他国への侵攻作戦を強化するため導入した新型輸送機である。開発段階で墜落事故を繰り返し多数の死者を出している。2012年の普天間基地への配備直前にも、アフリカ・モロッコと米フロリダ州で墜落事故を相次いで起こした。沖縄配備後は、「学校や病院を含む人口密集地域上空を避ける」とした日米合意に違反する危険な飛行が常態化している。

このような離着陸訓練が北富士演習場で行われれば、周辺住民及び観光シーズンで多数訪れている観光客を騒音被害や墜落など重大事故の危険に脅かすことになる。

オスプレイはこれまで本土への飛来では、山口県の米海兵隊岩国基地(岩国市)を頻繁に使用し、中継・補給・訓練拠点にしてきた。滋賀県の饗庭野(あいばの)演習場(高島市)での日米共同訓練にも参加している。7月には東日本各地へ飛来したが、厚木、横田、キャンプ富士の米軍基地をオスプレイの拠点にし、日本全土を米海兵隊の訓練場にする狙いが込められている。

今回の離着陸訓練を許せば今後も繰り返し訓練が行われ、そのたび騒音被害や墜落など重大事故の危険に脅かされるだけでなく、観光産業など地元経済にも悪影響を与えることは確実である。訓練の拡大にもつながり、北富士演習場の「段階的縮小」「全面撤去・平和利用」の県是にも反するものである。

7月の東日本各地のオスプレイの飛来、訓練には、少なくない自治体が「オスプレイの厚木基地への飛来は、新たな騒音負担が生じることとなり、到底許されるものではない」(綾瀬市)「基地周辺住民の安全性への懸念が払拭されないまま横田基地へ飛来することがないよう、改めて強く要請する」(横田基地周辺5市1町でつくる基地対策連絡会)と中止を求めた。

県は、米軍基地や訓練場所などを抱える山梨など14都道府県でつくる「渉外知事会」を通じて、国に説明を求めているが、説明だけでなく、米軍と国に断固抗議し、きっぱりと中止を求めるべきである。

以上の理由による以下のことを求める。
         
                  記

オスプレイの北富士演習場での離着陸訓練に断固抗議し、中止するよう米軍と国に要請すること。
                                  以 上

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