北富士・東富士訓練 日米一体化 市民が交流
山梨県平和委員会と米軍退役軍人平和の会(VFP)は沖縄「慰霊の日」の6月23日、「日米市民同時で語り合う基地問題の告発と展望」をテーマにオンラインで交流会を開催しました。
県平和委員会の菅沢三郎事務局次長は、北富士演習場で今年2回行った「沖縄県道104号越え実弾砲撃訓練」(移転訓練)で、離島に配備し艦船を攻撃する高機動ロケット砲システム(HIMARS)や対戦車ミサイルが持ち込まれたと告発。「演習場を県民に返せ、富士を平和にと叫び続ける」と訴えました。
御殿場平和委員会の渡邊希一事務局長は、東富士演習場などの「104号訓練」が沖縄では行わない「夜間訓練」や「白リン弾」「小火器」、HIMARSが使用されたと報告。海兵隊の戦闘機からの模擬爆弾投下やヘリを使った兵士の投入、オスプレイ訓練の常態化、「東富士演習場使用協定」で禁じる米軍機からの陸上自衛隊の降下訓練など日米一体化の実態をあげ、「使用協定を順守させ、二度と戦争の惨禍を引き起こさせない」と述べました。
北富士演習場へ来た経験のあるVFPのマットさんは、駐留米軍の与えた沖縄県民の苦しみ、心の痛みに謝罪を表明。3回の戦争体験で「知性もモラルもズタズタになった」としてイラク、アフガン戦争は人々を守ることはなかったと強調し、米軍がアジアに駐留する目的は「日本、韓国、タイ、ベトナムの人を守るためでなく、この地域をアメリカが支配するためだ」と述べました。
沖縄平和委員会の大久保康裕さんがビデオメッセージを寄せ、日本平和委員会の千坂純事務局長が参加しました。
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