子どもの貧困根絶 地域をかえる運動つよめよう
「子どもの貧困を考える会」(手塚正彦代表)は5月29日、甲府市で学習交流会を開き、県内5カ所で経済的に困難な家庭の中学生に学習支援を行っている深沢久さんが「タダゼミから見える子ども・教育と貧困」をテーマに講演しました。
深沢氏は10年間継続してきた学習支援で出合った子どもたちの置かれている状況にふれ「子どもの貧困は子どもの責任ではない、社会の問題。具体的課題で地域をかえる運動をすすめよう」と呼びかけました。
参加者は「経済的に困難な家庭があることが見えていない状況がある。子どもの貧困をなくす世論を大きくしたい」「コロナで食費もままならない家庭も増えている。給食費無料化などすべての子どもたちが受けられる制度をつくった方がいい」と話しました。
同会は、昨年行ったコロナ禍の子どもたちの様子を聞くアンケートの結果を踏まえ、山梨県に子どもたちへの支援拡充を求める新しい署名運動を開始すると発表しました。給食費無償化、高校授業料無償化、返済不要の奨学金創設、高校生へのパソコンの無償貸与などを求め、10月までに2千人集めることを目標にしています。
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