重度障害者医療費 窓口無料の復活を要請 会が知事あてに署名添え
「重度心身障害者医療費の窓口無料復活を求める会」は14日、長崎幸太郎知事あてに1760人(累計2万2468人)分の署名を添えて要望書を提出しました。2018年12月に続いて4回目で重度障害者や医療関係者ら30人が参加しました。
県は14年に重度障害者の医療費助成制度を窓口無料から、窓口でいったん現金を払う償還払い方式に変更。要望書では「手元にお金がないので病院に行けなくなった」などの切実な声が上がっていると指摘し、窓口無料の復活を求めました。
参加した障害者は「体に悪いところがあってもお金がかかるから受診できない」「年金でギリギリの生活、複数受診をしている人が切に無料を願っている」「窓口無料は命にかかわることです」など次々と訴えました。
同会の宇藤健司医師は「会の調査で19年1月に259人が医療費の未払いで自動償還が停止していることが明らかになった。経済的に大変な人が医療を受けられない実態は深刻だ」と語りました。
県障害福祉課の職員は窓口無料復活について明言せず、「窓口無料方式を国の制度として位置づけるよう要望したい」と答えました。
日本共産党の小越智子県議と甲府市議団が同席しました。
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