改憲道理なし 県弁護士会が講演会
山梨県弁護士会は1日、甲府市で憲法講演会を開き、約150人が参加しました。
東京大学名誉教授の長谷部恭男さんが「憲法9条改憲の論点」をテーマに講演しました。長谷部氏は、安倍政権による集団的自衛権の解釈変更は、「従来の基本的論理では説明できない。安保法制は違憲だ」と述べました。
そのうえで「(憲法9条があるから)政府は自衛隊の個々の活動について、その必要性と合憲性を立証する責任がある」と指摘し、9条に「自衛のための実力組織を置くことができる」と書き込むことは「フルスペックの集団的自衛権も認めることになる」と強調。「憲法はその国の社会の基本原則。大事なものは守って行かなければならない」と語りました
。
講演を聞いた甲府市の60代の男性は、「安倍首相がいう憲法改正には何の道理もないと思いました。憲法9条が果たしてきた役割をみんなに話して安倍改憲を阻止したい」と話しました。
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