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2018年1月30日 (火)

対策求め、地域一丸 上曽根町沿線住民の会

リニア中央新幹線建設計画が進む山梨県内では、沿線ルートにあたる住民を中心とした環境問題に対する様々な住民運動が広がっています。甲府市上曽根町で騒音対策をJR東海と県に求めている「上曽根地域沿線住民の会」の取り組みを取材しました。

山梨県の環境基準では、線路の中心線から400㍍以内の住宅地の騒音は70デシベル以下とすることになっていますが、上曽根町のルート沿線は4㎞にわたって住宅地でありながら、線路を覆う防音・防災フードを設置しない区間となっています。JR東海の環境影響評価書では高さ3・5㍍の防音壁の設置が予定され、リニア通過時に77デシベルの騒音が予測されています。

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要請に発展

上曽根町の文珠自治会は、2016年にリニア建設に対する要望などの住民アンケートを実施。結果をまとめ、JR東海と山梨県、甲府市に対して防音・防災フードの設置などを要請してきました。

文珠自治会から始まった運動は上曽根町全体に広がり、昨年3月にはすべての自治会で(5自治会)フード設置を求める決議が採択され、5自治会長連名による県・市・JR東海への要請と発展しました。

さらに、昨年4月に文珠自治会で運動を中心となって進めてきたメンバーらのよびかけで沿線住民の会を発足させ、「フード設置を約束するまで一切の交渉に応じない。杭打ち、測量には協力しない」を規約に掲げ、上曽根地区建設予定地の地権者の半数を組織しています。

未来のため

「会」の役員のみなさんはそれぞれいろんな思いを抱き、騒音対策を求めています。

会長の滝本博さん(88)はJRや県の対応について、「住民説明会といっても騒音対策も用地についての補償のことも何も説明になっていない」「JR東海はとにかく不誠実だ。話にならん」と語気を強めました。滝本さんは、「リニアが開通したら子孫から『こんな騒音になんで抵抗しなかったのか』とあとから言われたくない」と訴えました。

事務局長の橘田雅春さんは「あなたはこの騒音に耐えられますか」というチラシをつくり、自分の家がどの程度の騒音になるかわかる地図をつけて、全戸に配布しています。このチラシが地域住民の中で大きな反響を呼んでいます。

事務局の鈴木五六さんは「ルートから少し離れれば他人事で最初は無関心。要求はいっぱいあるけど、住民をまとめるには騒音対策に絞って、何とか説得して腰をあげてもらってきた。まだ第1段階だ」と語りました。

地権者部会事務局長の平川一星さんは「県は文珠自治会の要請に対し、県民の騒音対策を一番に考えなくてはならないのに、観光資源として価値があると平気で回答をよこす。フード設置の約束を取れるまでは一切交渉に応じない。土地は売らない。最大の被害から地域を守りたい。今年は会のニュースを発行して周知していきたい」と抱負を語りました。

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