公的規制どう強める 過労死防止対策シンポジウム
厚生労働者主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」が11月30日、甲府市内で開かれました。
シンポジウムは、過労死等を防止ために活動する民間団体を支援するとして、「働くもののいのちと健康を守る山梨県センター」の協力で運営されました。
パネルディスカッションでバス運転手、看護師、教員の3人がパネリストとして、職場の過重労働の実態や健康障害が起きている状況を報告しました。
会場から「長時間労働、時間外労働などに法的な規制をどう強化するかが問題だ」「過労自殺を防ぐために精神疾患に対する職場の理解が必要。孤立させないで労働環境を改善させることが大事」などの意見が出されました。
過労死問題に取り組む小笠原忠彦弁護士は「使用者、労働者、行政が労働者の自己責任にしないで、働き方のルールを規制していくことが必要。国・行政が過重負担、精神的負担が労働者に強化されていることを注視して公的規制を強めてほしい」と述べました。
討論のまとめをした冨永弘徳社会保険労務士は「過労死をなくすために労働基準監督官を増やし、監督を強化するとともに、過労死を許さない運動が大事です」と発言しました。
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