重度心身障害者医療費の窓口無料 復活を求め署名へ
「重度心身障害者医療費の窓口無料復活を求める会」は28日、甲府市内でシンポジウムを開き、知事に対する要望署名活動などに取り組む方針を確認しました。
県が2008年から実施してきた重度心身障害者医療費窓口無料は2014年に、一時払い方式(償還払い)に改悪されましたが、県民の世論と運動で中学卒業までの障害児の医療費について窓口無料が復活しています。
シンポジウムで障害者全体の窓口無料の復活を求める運動に関わってきた4人がパネリストとなり、窓口無料の必要性、廃止後の実態などについて報告。高齢の家族が償還払いの手続きが複雑でお金の準備ができず、必要な医療を受けられないなど、症状を悪化させている深刻な事例が紹介されました。
参加者の発言・討論で障害児の母親は「収入が不安定でお金がない時、子どもを病院に連れて行けなくて情けなかった。成人しても医療費を心配しないで済むよう窓口無料を復活してほしい」と涙ながらに訴えました。
日本共産党の小越智子県議が発言し「窓口無料は長い目で見れば医療費全体の削減につながる調査結果もあります。命を削る実態があるなか、多くのみなさんの世論に訴えて必ず復活させるためにがんばります」と語りました。
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