日中戦争と医療犯罪告発 甲府で講演会
甲府市で1日、「日中戦争と医療・医学犯罪を考える講演会」が開かれ、100人が参加しました。山梨県平和委員会や山梨民医連など5団体がよびかけ、三浦克弥石和共立病院名誉院長、桜井真作県平和委員会代表理事が講演しました。
三浦氏は、日中友好協会の「平和の旅」に参加して、旧日本軍細菌部隊=731部隊の記念館を訪れたことを紹介。細菌兵器の開発や人体実験を行った医師や医学者について「軍国主義・秘密主義が良心を圧殺してしまう時代の思想があった」と述べ、「戦争法や共謀罪などの戦争政策がやられようとしている現在、歴史の教訓を知って、多くの市民と連帯して打破しよう」と呼びかけました。
桜井氏は、731部隊の任務や研究内容などについて詳しく解説。証拠隠滅や戦争責任が不問にされてきたことを告発し、「戦後、ベトナム戦争の枯葉剤やイラク戦争の劣化ウラン弾などに研究が使われてきた。山梨でも北富士演習場で劣化ウラン弾の模擬訓練が行われています」と述べました。
参加した病院職員の女性(32)は「隠された歴史の重みを感じました。戦争が人の心を変えてしまう事実を受けとめ、平和の行動を続けることが誤りを繰り返させない方法だと思いました」と話しました。
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